フリーソフトの小道   OpenOffice.org の小技

 パソコンの世界ではボランティアによる無料ソフトが多く流通しています。 市販品よりも優れたソフトも多くあり、管理人(志)も昔から多くのフリーソフトを愛用してきました。 特に、OpenOffice.org は使いこなせばマイクロソフトオフィスも真っ青です。 完成度もフリーソフトとは思えないできばえで、筆者(志)はここ2年間ほど、全ての業務をOpenOffice.org でこなしてきました。 現在のノートパソコンにはマイクロソフト・オフィスはインストールせずに丸1年を経過しています。

 第2回   数式入力における小技 A  〜「数式の色を変える」 〜

2005/12/03

 数式オブジェクトはデフォルトでは色は 「黒色」 だけです。どこを見ても色を変えるメニューは見つかりません。 しかし、見出しなどで黒色ではない色をつけたい時はたまにあります。 いろいろ試しているうちに、偶然に 「数式オブジェクト」 の色のつけ方が判明しました。

数式オブジェクトの色の指定法

 数式オブジェクトの記述は、2次方程式の解の公式なら次のようになります。
その記述は 「x = {-b +- sqrt{b^2 - 4 a c}} over {2 a}」となるのです。
前回で紹介したフォントサイズを 20ポイントに指定すると
その記述は 「size 20 { x = {-b +- sqrt{b^2 - 4 a c}} over {2 a} }」となるのです。
これで想像がつくでしょう。サイズコマンド 「size」 と同様に、カラーコマンド 「color」 を使うのです。

 赤色にしたければ、「color red size 20 { x = {-b +- sqrt{b^2 - 4 a c}} over {2 a} }」となるだけです。
現在のところ、色の名前は、赤色が 「red」、青色が 「blue」、緑色が 「green」、黄色が 「yellow」、黒色が 「black」、 白色が 「white」、水色が 「cyan」 となります。やや黒味がかかった色になります。 その他の色の名前があるはずですが、見つけることが出来ていません。



2005/12/02 より始めました。