パソコンの世界ではボランティアによる無料ソフトが多く流通しています。 市販品よりも優れたソフトも多くあり、管理人(志)も昔から多くのフリーソフトを愛用してきました。 特に、OpenOffice.org を使いこなせば、マイクロソフトオフィスも真っ青です。 完成度もフリーソフトとは思えないできばえで、筆者(志)はここ2年間ほど、全ての業務をOpenOffice.org でこなしてきました。 現在のノートパソコン(昨年末に購入)にはマイクロソフト・オフィスはインストールせずに丸1年を経過しています。
2005/12/06
OpenOffice.org は オフィス文書全てにおいて PDF で出力できることが 「ウリ」 になっています。 「物理の小道」 でも、ほとんどのプリント類がこのOpenOffice.orgを使った PDF 出力で作成されています。
OpenOffice.org において、PDF文書にハイパーリンクをつける方法を紹介しましょう。 ワープロ 「Writer」 でも、表計算 「Calc」 でも、図形作成 「Draw」 でも、ハイパーリンクの設定方法は同じです。
では、文書内ハイパーリンクを設定してみましょう。
手動でハイパーリンクを設定する手順はこれだけで OK です。 ハイパーリンクが多数ある場合、テキストマークをまとめて設定した後、ハイパーリンク設定をすると能率よく作業ができます。
OpenOffice.org を使って、ハイパーリンク付のPDF文書を作成してみました。 通常のハイパーリンクは上の手順(結構手間がかかる!)で作成するのですが、 OpenOffice.org が自動的に設定してくれるハイパーリンクもあります。 目次、索引、脚注などがそれです。 今回の見本のPDFには、各ページの特定の語句に脚注をつけています。 脚注についてはハイパーリンクを設定しなくても自動的にリンクを付けてくれるものです。 脚注番号をクリックすると、脚注の説明文にリンクして飛びます。 戻るには 「ALT」+「←」 を同時に押してください。
手動で設定したものもあります。PDF文書中の 「サイトマップへ」 の部分がそれです。 クリックすると、PDF文書の最後のページの「物理の小道」サイトマップへリンクします。 戻るには 「ALT」+「←」 を同時に押してください。
サイトマップのページには、インターネットのWebサイトへリンクが多数設定(「物理の小道」の各ページへのリンク)されています。 このページは、インターネットの 「html記述ソース(Webコンテンツ)」 をOpenOffice.org の ワープロ 「Writer」 に取り込んだだけの文です。 html記述ソースには、当然ハイパーリンクが設定されているので、これも自動的に変換してくれます。 このハイパーリンクもPDF文書に変換してくれます。 その結果、インターネット接続環境でパソコンをお使いの方は、PDF文書からインターネットのページへと直接世界が広がってゆきます。
では、ハイパーリンク付PDF (←)をクリックして、 そのPDFの便利さを体験してください。
2005/12/02 より始めました。