フリーソフトの小技   OpenOffice.org の小技

 パソコンの世界ではボランティアによる無料ソフトが多く流通しています。 市販品よりも優れたソフトも多くあり、管理人(志)も昔から多くのフリーソフトを愛用してきました。 特に、OpenOffice.org は使いこなせばマイクロソフトオフィスも真っ青です。 完成度もフリーソフトとは思えないできばえで、筆者(志)はここ2年間ほど、全ての業務をOpenOffice.org でこなしてきました。 現在のノートパソコンにはマイクロソフト・オフィスはインストールせずに丸1年を経過しています。

 第8回  文書作成ツール 「Writer」 における小技 B  〜「立体ロゴ作成」 〜

2006/01/10

 OpenOffice.org には、いろいろなツールがあり、相互に組み合わせて利用できます。 今回は、文書作成ツール 「Writer」 の中で、描画作成ツール 「Draw」 を組み合わせることで、立体ロゴ(見出し)を作成しましょう。

チラシ(案内状など)やホームページのタイトル作成に必須!

 一般の文書作成の中では必要のないことですが、案内状、やチラシ、ホームページのタイトルロゴなどでは、 飾り文字(立体文字)が良く使われます。右にあるのが、立体文字(ロゴ)の例です。

立体文字作成のためのソフトウエアは、フリーソフトにもたくさんあります。 また、図形作成のソフト(例えば、GIMPなど)を使っても作成は出来ます。 ここでは、OpenOffice.org だけでどこまでそのような飾り文字が作成できるのかについて、試してみましょう。

OpenOffice.org での 「立体ロゴ」 の作成方法とは?

 図形描画ツール 「Draw」 が OpenOffice.org には含まれています。このソフトは MS Office の描画ソフト比べると、描画機能が格段に優れています。 思いつくだけでも次のような各機能が挙げられます。

  1. Draw の名前の通り、ベクトルデータ中心の図形描画ツールであること
  2. ベジエ曲線が使えること
  3. 文字列のアウトライン抽出が可能
  4. PDF出力は当然ですが、マクロメディアフラッシュSWFへの出力が可能なこと
  5. 任意角度の円弧、扇形などが可能なこと
  6. 各種の立体化(2D → 3D)機能が備わっていること
  7. 図形の任意角度の回転が出来ること
  8. レイヤー機能が備わっていること

 上のような機能は、専用の図形描画ソフトに匹敵するものになります。 オフィスソフト内のツールとしてではなく、単独の描画作成ソフトとしても十分通用するものです。 今回は、この 「Draw」 オブジェクトを文書作成ツールである 「Writer」 に埋め込んで 「立体ロゴ」 を作成します。

 立体文字作成についての解説はPDF文書として作成しました。クリックしてご覧ください(→ 「立体ロゴの作成法」 へ)。



2005/12/02 より始めました。