フリーソフトの小道   

愛用のフリー・ソフト 第5回
〜 フラッシュ作成ツールについて 〜

 最近インターネットのホームページ作成にマクロメディア社のフラッシュが注目されています。ホームページを派手に動かすことが簡単にでき、 サイズが小さく通信に負担がかからないからです。実際に、フラッシュで多くサイト作りがなされているようです。 特に、企業のホームページにおいてフラッシュ・コンテンツが多くなっています。 これからも大きく発展してゆきそうなフラッシュ・コンテンツの作成ツールについて、 本家マクロメディア社以外からもいろいろ出てきているようです(有料、無料を含め)。 ここで、管理人(志)が入手した何種類かを試してみました。

FlashMX

 本家のマクロメディアの FlashMX はお値段が非常に高いうえに、 使いこなすのが難しいとの評判がありました。 そこで、色々なソフト(シェアウエア、フリーソフト)などを色々試してみました。
 フラッシュ本家のサイト http://www.macromedia.com/ をご覧ください。 本家ですので、詳しい説明がサイトにあります。ぜひご覧ください。

SWish

 最初に試したものが SWish という1万円弱の販売価格のソフトの試用版でした。 結構使えるソフトでしたが、タイムラインでの作成が可能なことで複雑な処理を組み込むことが可能でした。 しかし、試用期間が終了したとき、購入するほどの気持ちにはなりませんでした。
 SWish については http://www.swishzone.com/ をご覧ください。 販売品ですので、詳しい説明やこれで作成されたサンプルが多数サイトにあります。

PowerBullet

 次に出合ったものがPower Bullet Presenter というフラッシュによるプレゼンテーション作成ソフトでした。 複雑なフラッシュは出来ないようですが、プレゼン資料を作成するには十分な機能を持っているようで、 物理の小道の新しいタイトルロゴはこれで作成してみたものです。
物理の小道のタイトルは、ロゴが色々な動きをして登場するスタイルです。 バリエ−ションがあるので1サイクル回りきるまで1分足らずかかります。お暇な人はしばらく見ていてください。


タイトル右のものは「サイト・メニュー」になっています。タイトルをクリックすると、そのタイトルのページに飛びます。




ご感想を待っています(ぜひ掲示板に書き込んでください)。

PowerBulletの特徴

 タイムラインでのフラッシュ作成はできません。ページを作成してそれを連結して全体のフラッシュを作成する手順で、大きなフラッシュを作るものです。 そこそこの機能があるので、タイトルロゴ程度のものは簡単に作成出来ました。
 ただし、日本語の文字をオブジェクトとして挿入しタイトルを作成したとき、作成時にフリーズしたり、実行時にメモリー不足のエラーが出たりで、 日本語はまったく通らないようです(笑)
でも、タイトルロゴには日本語が使われているではないか!(当然!それなりのノウハウがあるのです。日本語を使わなければいいのですから) それでは、物理の小道のタイトルはどのようにして、作成されているのでしょうか?それは秘密です(想像してください)。

 このソフトのホームページにも掲示板があるので読んでみると、 中国の人から中国語が入らないよ!との意見がありました。作者の返事は未対応で将来対応するときまで待ってくださいとのこと。 ほとんど使いこなしていない段階ですから、このソフトの機能を100%掴んでいるわけではありませんが、イベント、アクションなどのスクリプト機能は無いようです(残念)。 java との連携、movie 再生などを含めてOKならこれは「イケる」ソフトになる(はず)。
発展途上のソフトですのでこれからに期待したいものです。 なお、このソフトの現段階では、管理人(志)にとって「ベクトルデータを取り込めないこと」の一点が残念!。 これが無いと物理での図などを扱いづらいからです。
 詳しい資料などはPowerBulletのホームページ http://www.powerbullet.com/ を(英語の勉強を兼ねて)覚悟してご覧ください。

f4l(Flash for Linux)

 それにもうひとつの注目のフラッシュツールに f4l(flash for Linux)というものがαバージョンで発表されてます。 αバージョンとは作成したばかりでバグ(プログラムの誤り)がたくさん含まれているが、 「それを覚悟の上で使って、バグを報告してください。」というテスト状態のソフトです。これが起動に乗ると、 flashMX と同等の機能をフリーソフトで持つことが出来そうです。 現在、このソフトはプログラムソース(tar ボール)のままで流通しているので初心者はインストールすら出来ないのですが、 コンパイル、インストールする手順をLinux上で行える人は試してみるのも良いでしょう。
 最後に、f4lについては http://f4l.sourceforge.net/ をご覧ください。 作成途上の未完成品ですので、ホームページにも詳しい資料は載っていませんが...



管理人(志)


このページは2004/1/14に作成されました。