ウイルス対策については多くの人が関心を持って取り組んでいる(ようです)。
それに対してスパイウエアについては関心が薄いようです。
スパイウエアとはインターネット閲覧をしている過程で、
ウェブサイトからユーザーのパソコンに組み込まれるソフトで、
ユーザーの情報をウェブサイトが利用するクッキー(注)だったり、
トロイ(注)もどきのプログラムであったりるのです。
ウイルスは感染力を持つが、アドウエアは自らが感染力を備えて、増殖することはない。 Webサイトでコンテンツを閲覧しているとき、クリックとともに組み込まれるもので、 クッキーであったり、プログラムであったり(これはウイルス的ではあるが)、 レジストリデータであったりする。 どちらにしても、感染力を持たないものの、Webサイトからの要求で、 ユーザーのパソコンからデータを送信することに変わりは無い。 ユーザーの情報を入手してどのように使うかは、Webコンテンツを作成した相手側にある。 注意が必要な点はここにあります。
スパイウエアを除去するためのツールとして、有名なフリーソフトには、
先輩格の「Ad−aware」と、次の後述の、新顔の「Spybot」があります。
最初は、Ad−aware のタイトルロゴを示し(右図)、説明してみましょう。
Ad−ware が登場するまでは、「あるのホームページを閲覧した後、POPアップ広告が自動的に出てくるようになった。」など
の程度の認識だったのですが、このソフトが登場してからは、「Webサイトの都合でユーザーが不便を感じるようなことはさせない。」との
考え方が通せるようになった。スパイウエアの除去が簡単に行えるようになったからです。
Ad−wareをインストールした直後に、このソフトでスパイウエアを検出すると20程度のスパイウエアが見つかる。
閲覧時のデータ保持程度のものが大半ではあるが、それだけの数のスパイウエアが見つかったのです。
スパイウエアに関心がある人は、このソフトを入れて検索してみてください。20程度の小悪魔が潜んでいることに驚くはずで。
検索、実行などは、画面のボタンをクリックするだけです。説明の必要が無いくらいです。
Spybotは本家ホームページから直接ダウンロードできます。
とりあえず、ホームページでは英語版を選びダウンロードします。
次に、ダウンロードしたものを自分のパソコンにインストールするのですが、
多国語版の設定では、その実行時に使用者の所在国(もちろん日本もあります)を選ぶことが出来、
表示言語を切り替えることができます(メニューなどが日本語になります!)。
右にあるSpybotのロゴタイトル(クリックすると大きく表示されます)は日本語に切り替えて使っているときのものです。
Ad−ware でも日本語化ツールをダウンロードして日本語表示に変えることはできますが(手間がかかる!)。
機能的には Spybot のほうが後から登場しただけに、より詳細なスパイウエア対策がかのうです。
検索、除去機能だけを見れば大差がないのですが、その他機能を見ると圧倒的に Spybot のほうが良いようです。
Spybot を使い始めて僅かですから、筆者も詳細は理解していませんが、使いたいならこちらを進めます。
検索、実行を行うだけなら、画面のボタンをクリックするだけでOKです。説明の必要が無いくらい簡単です。