パソコンを複数の人で利用する場合、皆さんはどのようにしているのでしょうか?
WindowsXP の場合、NTFS形式でフォーマット(※注)して
ユーザー毎のフォルダーを作成し、パスワードでアクセスを制限することが可能になります。
これを使えば、個人データを他の人からアクセス出来なくなり、分割管理が出来るのです。
多くのケースでは、初期設定のFAT形式のフォーマットのまま使われているようで、 フォルダー毎の管理がされていないようです。 なぜ、XPが持つセキュリティ機能を使用しないのでしょうか。 理由はいくつかありますが、最大のものはパスワードを入れるのが邪魔くさいということでしょうか。 それに、XPの機能を使ったとしても、 それなりのツールを使えばパスワードで守られているはずのフォルダーですら開く事が出来てしまいます。 そのような技についてはここでは伏せますが、 特別の専門知識を持ち合わせていなくても、 そのためのツールをインターネットで入手するだけで使えてしまうことを忘れてはなりません。
セキュリティを確立することは非常に難いのですが、 簡単に破られるセキュリティを安全だと信じきってしまうのは非常に危険だということです。 そこで、自己防衛するには、パスワードで管理する個別のアプリケーションを使うということになります。 パスワードも万全ではありませんが、安全なパスワード(※注)や、 定期的なパスワード改訂を行うことなどを重ねて行えば事実上セキュリティは守られると考えてよいでしょう。
そこで登場するのがパスワードつきのメモ帳 「TOMBO」 です。 Source Forge Japan サイトをベースとして開発されているフリーソフトです。 オープンソース開発という手法で作られたアプリケーションで、ソースリストも公開されています。 筆者もこれをいろいろなパスワードや個人情報の管理に愛用しています。
上に示す画面が筆者が使っている 「TOMBO」 です。
左のファイル欄に通常ファイルの 「EO−netホームページCGI設定」 というファイルがあります。
右に表示されているのはそのファイルの内容で、EO−netのホームページについてのプロバイダからの説明の一部です。
左のファイル欄には、そのような通常ファイルのほかに 「鍵マーク」 が付いたファイルが見えます。 鍵マーク付きのファイルは、パスワード保護されたファイルです。 そのファイルを開く場合、パスワードが要求され、パスワードが合わなければ開くことが出来なくなっています。 また、ファイルを見ることが出来るが、ファイルの内容を修正することを禁止するなどのアクセス制限が使えます。 使い方は難しくはありません。 普通のメモ帳のように、文書を打ち込むか、コピー&ペーストで貼り付けるなどして 文書を作成するだけです。パスワード設定をしておけば 「鍵付きのファイル」 となり、 パスワードを知っている人以外は見ることも出来ません。
皆さんも使ってみてはいかがでしょうか? 完全フリーのソフトですので試してみるのも悪くはないでしょう。 ファイルの入手先は、下にリンクを作成してありますのでご利用ください。