フリーソフトの小道   

愛用のフリー・ソフト

第23回 Acrobat Reader 7.0.1     〜 大きく改善されたインターフェース 〜

PDF文書内の文字列でハイパーリンク動作を実現!

 Adobe Reader 6は起動に時間が随分かかることで有名で、起動時に読み込むプラグインの読み込み時間が起動時間の遅れの原因でした。。 そのため、立ち上がり時のいろいろなプラグインを導入する部分を最小限にとどめることで、 立ち上がりのスピードアップをはかる設定ツール「Adobe Reader SpeedUp」が登場するきっかけとなりました。 また、セキュリティホールも見つかり、新しいバージョンが待たれていたのですが、 ついにAcrobat 7.0 が登場することで、その件には全て決着がついたのです。 バグの修正などのバグフィックスのみならず、顕著な機能アップも含まれています。 PDF文書中にある、URL、メールアドレスなどの文字列をクリックすることで、そのサイトやメールへのハイパーリンクが可能となっていることです。 PDF文書で設定されているハイパーリンク機能でなく、リーダー自身が見つけたURL、メールアドレスに相当する文字列に対してのハイパーリンクです。 文字列を見つけると、リンク動作をしてくれる便利な機能で、エディタなどで組み込まれている機能と同じですので理解はしやすいと思います。

PDFとSWFで構成されたサイトが増えたと思いませんか?

 インターネットでPDF、SWFなどが増えているようです。公文書類はPDF全盛で、単なるテキストでもPDFです。 GoogleサイトでもPDFだけの検索すらメニューにあるのですからね。 反応が悪いので筆者(志)は好きではないのですが、数式の表示やフォントにこだわるときには非常に好都合なフォーマットです。 フラッシュコンテンツのSWFですが、サイトのトップページにSWFを使用するのはルール違反です。 訪問者すべてがブロードバンド接続ではないので、トップページにはいらいら待たされます。これでは逆効果で、会社のイメージは大変悪くなります。 そのためを考えて、読み込み中止というボタンを用意したサイトもありますから...。 そうは言いながら、「物理の小道」 サイトは、物理のプリント、連携通信など、PDFが多いのですが、上にあげた理由でPDFに勝るものがありませんので仕方なく使っていますが...。

バージョンアップすべきである!(管理人[志])

 AcrobatReader 5.0 から AcrobatReader 6.0 になったとき、動作が急に重くなりバージョンアップをためらったり、 せっかくバージョンアップしたものの、バージョンアップ前の状態に戻したりしていました。 今回のバージョンアップは後悔するようなことはありません。、 今回のAcrobatReader 7.0 へのバージョンアップはぜひ行ってください。 スピードは上がるし、リンクは働くし、セキュリティホールも埋まるしと良いことずくめです。 「物理の小道」 の管理人(志)は、当然、バージョンアップ済みです。

ダウンロードするには

 Adobe Reader 7.0 はフリーソフトですので、気兼ねなくダウンロードしてみてください。 ただし、Acrobat(PDF作成ソフト) の方は有料のソフトですので、良く見てください。 なお、 アドビ のサイトにて詳しい情報入手や、ダウンロードが可能です。 ただし、ダウンロードするときのファイルサイズが大きいので、ダイヤルアップではダウンロード時間が非常に長くなる(数十分間)と思いますので覚悟の上でがんばってみてください。 ブロードバンドなら1分以内でダウンロードできるので簡単です。 なお、Linux版も出ているようですよ。



2005/04/14  管理人(志)


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