我々の主食であるお米は種子、チューリップなどは球根、植木の杉などは挿し木で増える。 植物の増殖には、次の2つの方法がある。
1. 動物と同じように雌雄の受精の過程を経た種子による「有性増殖」
2. 挿し木などに代表される「クローン増殖」
クローン増殖は植物の世界では、挿し木、球根など、広い分野で活用されており、 アジサイな、柳、サツキなどは挿し木による増殖は比較的に簡単で誰にでもできる。 現在では、バイオ研究が進み、細胞培養技術を用いるクローンでは、極端にいえば細胞1つでも可能なのだ。
タイトルの写真の植物を見てみよう。一枚の葉が地面に落ち、 その葉の付け根の所に細胞が増殖してこぶ状の白い細胞の塊が形成される。 その細胞の塊の一部から植物体の新しい芽が吹き出て、最終的に1つの植物体全体が完成する。 今回紹介する写真(下左)は、細胞の塊から新芽が吹き出したところである。 これが大きく育つと写真(下右)のようになるのだ。
動物の世界で、このようなことは難しい。切り離した手首から体全体に育つことはありえない。 これを目指すバイオ研究は進められており、家畜動物などでは、クローン再生技術が実用レベルに近付いている。 しかし、人間の世界でもこのようなことが行われるようになるとは思えない。
10月7日に大阪の青木昇さんからメールを頂きました。 「庭にも同じようなものがありましたので写真をメールで送ります」の言葉と 写真が添えられていました。 ここで紹介させていただきます。 少し葉の形が違いますが、どちらも葉から新芽が出て育っているようです。
葉の形は良く似ています。植物に詳しい人にお願いです。 この植物の名前をご存知の方、この植物の名前を教えてください。 管理人(志)は物理専門で理科の中では生物が最も苦手です(言い訳)。