「物理の小道」 ギャラリー

おまけグッズ編  くだらないと言えばくだらないものですが

第108回  飾り物シリーズ JTのSenoByのおまけ

「シークレット」

 ペットボトルのおまけのキャラクタで隠しキャラクタ(シークレット)がすぐに手に入ったのはこれが初めてです。 ビックリするようなキャラクタではなかったので感激はありませんでした。 しかも、次の日に続けてシークレットが出てビックリでした。

少年がハンマーで子供を襲う事件

 つい先日の公園で遊んでいた小学生をハンマーで襲った少年の事件について、その後のニュースが次々と詳しく伝えています。 犯人の少年の発想の異常さと、あっけない警察への自首。 大量殺人計画の準備としてハンマーだけでなく牛刀、スタンガンなど武器を事前に揃えていたそうです。 小さな子供を1人を襲ったのですが、殺人に失敗し、自ら警察へ名乗り出て逮捕されたという。 この事件は、用意周到な計画性をもって行っているかに見えるが、どうも筆者(志)には理解できない部分が多すぎます。 警察から漏れくる情報と思われるニュースの内容からは、少年の心の闇は深そうです。

アニメの筋書きのようなものをなぜ実行するのだろうか?

 10年ほど前のオウム事件のときも同じです。知能レベルが高い有名大学生が、そこまで信じて殺人を実行しているのですから、 犯人たちの心の中は分かりません。東京大学医学部を出てお医者さんになって幸福な生活を...と庶民が考える人生が普通でしょう。 なぜ、そのように思い込んでしまったのかが重要なことなのです。 思い込んでしまえば、だれでも殺人を実行してしまうと言えなくもないのです。

 普通の人間にとって、ハエや蚊などの害虫ならいざ知らず、普通の虫(たとえばちょうちょうやトンボなど)を殺すのもそれなりに心の痛みが伴うのが普通でしょう(筆者はそうです)。 この少年にとって、その心の歯止めがどんな理由で切れてしまったのだろうか? なぜ簡単に切れてしまうのだろうか? 殺人に関する情報がインターネットですぐ手に入るからと簡単に結論付けてしまってはいけない。 事実、インターネットで子供の焼死体の写真を見て 「ゾクゾク」 したとの自供も普通じゃない。 いやなものを見てしまったと思うのが 「普通」 の人の感覚だろう。 インターネットうんぬんよりも、インターネット以前の彼の心理状況を探るべきではないだろうか。

 昔から推理小説の中で殺人の手口の巧みさを小説家は競って書かいているのです。 しかし、それを本気で実行しようという人が出ないのが普通です。 手口が余りに残忍すぎるもの書けば、嫌悪感から読者に嫌われてしまうだけでしょう。 物質に満ち足りた日本では、心が益々貧困になっていることの現われかもしれません。 死に対して恐怖を感じるのでなく興味・喜びを感じるまでにどう変わってゆくのでしょうか。

自分のための社会から、社会の中の自分

 自分中心に何事も動くという妄信に走ってしまったのかもしれません。変なエリート意識があるのかもしれません。 ホームレスの人を襲う少年の事件も同様でしょう。彼らを社会の 「悪」 と捉えて、彼らを一掃する 「善」 の行動だとの曲解。 これも似たようなものかもしれません。 自分が思っている通りにならなくなると、だれかが自分を妨害している、自分を排除しているなどと思い込む。 とんでもない方向へ刃を振り向けるのです。しかも、その対象者は自分より弱いものに。 自分のために周りが自分のために動いてくれないと、周りに文句を言う。 自分に素質がないか、自分の努力不足だから、自分の思い通りにゆかないのだ。 オリンピックに行けるレベルの選手に努力だけではなれないということは分かっているだろう。 勉強の世界でも同じだ。素質がないか、努力が足りないかどちらかだ。 自分に素質がないと決断することは大変苦しいことだ。努力すれば自分にも出来ると思いたいのが普通の人間だ。

 ハンマー少年も高校受験で失敗している。自分がなぜ第一志望の高校に合格できなかったのか。 自分の責任という意識でこれを分析できなかったのだろう。 この世の中は 「甘い考えの世界ではない」 ことに気が付かないのだ。 自分の限界をどこで知るか(納得するか)の教育をしない、今時の日本の教育の欠陥かもしれない。 難しいことに挑戦するのは大切だが、無謀な挑戦は苦痛しか与えない。 高校受験、大学受験、社会に出てからも全て同じだ。最初の試練が高校入試だっただけなのだ。 努力しても報われないことは大人の社会に出てからでも大変多い。 温室育ちのひ弱な精神では過ごせないのも 「大人の社会」 なのだ。

2005/04/24  管理人(志)


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