「物理の小道」 ギャラリー

おまけグッズ編  くだらないと言えばくだらないものですが

第118回  飾り物シリーズ コカコーラのおまけ

アニメのキャラクタ  + 大相撲は国技といえるか?

 コカコーラのおまけ 「ジャンプフェスタシリーズ」 で、ジャンプに登場した漫画のキャラクタを集めたシリーズです。 このキャラクタについて詳しいことは分かりませんが、名前は 「ルフィ」 というようです。ご容赦をお願いします。

大相撲は日本の国技だそうですが...。

 大相撲の人気が衰退してずいぶん経ちます。若貴時代の大相撲ブームは今の状態とは比較にならないほどの盛り上がりでした。 それに比べると最近の大相撲は、朝青龍の圧倒的な強さが目立つだけになってきました。今場所も全勝優勝です。 横綱になった当初、礼儀を知らない、態度がでかいなど批判されてきたが、 大相撲協会のえらい人も朝青龍なしに成り立たなくなった大相撲ではなすすべもなしというところ。 彼以外を見てもモンゴル勢の活躍など、日本人の存在感はまったくありません。 これでは日本の国技というのを止めてしまえばよいほどです。

プロスポーツの世界は実力! これで良いのだ

 よく似たケースに、アメリカのプロ野球でもいえます。中南米の選手、日本からの選手などが大活躍しています。 国境という人間が勝手に引いた線で区別するほうがおかしいともいえます。 実力ある人がその世界の頂点に立てる。これがプロの世界なのかもしれません。 大相撲の世界に外国人が流入し、力をつけて頂点に上る。当初は日本とつながりの深かったハワイ勢でした。 現在では、モンゴル勢を代表に世界中から大相撲に挑んでいます。 ハワイ勢が活躍した当時は、技の相撲ではなく、パワーだけの相撲だったのですが、 モンゴル勢の場合はモンゴル相撲というベースがあるため、技にも長けています。 彼らが備えていないのは日本の流儀・礼儀という枝葉末節の部分だけですから、強さが目立つのです。 けちをつけることができるのが相撲古来からある流儀・礼儀に欠けるという難癖だけだったのですね。 文句があるなら実力で勝って見なさい! プロの世界の厳しい現実です。

「巨人、大鵬、玉子焼き」 は遠くの世界に去ってゆく

 「巨人、大鵬、玉子焼き」 の言葉はその当時の子供たちに圧倒的に人気のあったものを表す有名な言葉です。 巨人も当時は9連覇など 「神話」 として語られる現在ですが、巨人が自立していた(自軍で育った選手が活躍)時代です。 王、長島などスター選手も数多く子供たちの帽子は読売ジャイアンツのYGマークがほとんどだった時代です。 現在の巨人は、選手は外部からの寄せ集めで、ルーキー時代からの思い入れはありません。 人気も凋落、試合も大味なものが多くなって通好みでもありません。 でも、堀内監督は黄金期のスター選手の一人ですが...。 他のスポーツの人気も高くなり、子供たちも野球帽をかぶっているのを現在はあまり見かけなくなりました。 特に読売ジャイアンツ帽が激減しています。

 玉子焼きも、当時の子供たちには大人気の食べ物だったのです。 当時は、玉子が高級食材であったので、毎日食べるものではないのですから。 その当時の玉子焼きに抱いた高級イメージは、今の玉子焼きの安物イメージとはまったく感覚が違います。 玉子は物価の優等生といわれてきた食料品です。 その他の物価が大きく値上がりしたのに対して、相対的に暴落してしまったので、 高級イメージが消えてしまったのですね。

 現在人気のない大相撲も、柏戸と大鵬が横綱と番付を陣取って活躍していた古き良き時代がありました。 その当時、圧倒的に強い大鵬がいたのです。朝青龍と同じ位に強くて子供たちの人気も抜群でした。 残念ながら現在の朝青龍には持ち合わせていない 「やさしい風貌」 で、男女、年代の差を越えた人気抜群のスターでした。 その大鵬も、今年親方としての定年を迎え、大相撲界から引退となるそうですね。

 古き良き時代を懐かしんでばかりはいられません。 ワールドワイドの国際化時代を迎えた現在ですから、スポーツ界だけではありません。 すべての分野で日本人は国境を越えた発想で立ち向かわなくてはなりません。 企業の人材でも同じです。大企業を中心に外国人の技術者・研究者を雇用する時代となっています。 有能な外国人が数多く現在の大企業では活躍しています。 日本人同士の競争ではなく、力をつけてきた東南アジアの人々を中心とする外国人と競争しなければならない時代となってきたようです。 日本人が有利になるようにルールを曲げることは企業としての損失になります。 各人それぞれが 「負け組」 にならないように、自らの 「フォース」 を身に着けてくださいね。 筆者(志)はそろそろ引退の時期ですから、そのような心配はないのですが...。

2005/05/22  管理人(志)


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