「物理の小道」 ギャラリー

おまけグッズ編  くだらないと言えばくだらないものですが

第124回  飾り物シリーズ 伊藤園 「新茶」 のおまけ

お茶犬 「ハーブ」

 伊藤園のお茶犬シリーズの新しいシリーズです。おーぃ お茶 「新茶」 は今年とれたばかりの新茶をテーマにした新製品ですが、 老舗の名前だけではお客を引き止めるとは難しい。サントリーの伊右衛門の急伸、キリンの生茶のCM攻勢など 伊藤園のおーぃお茶を取り巻く状況は厳しいのですから。 ハーブ茶の 「ハナ」 、「特別の透明お茶犬」 に続き、サクラ茶猫の 「サクラ」 です。これで3匹目です。

 デジタル音楽プレーヤーの人気が急速に高まっています。デジタル音楽プレーヤーはずっと前から製品化されていたのですが、 アップルの 「iPod」 の登場で一気に花開いた製品です。それまでの製品は、MP3プレーヤーと呼ばれるもので、 CDから 「MP3」 という圧縮技術を利用したファイル形式に音楽データをパソコンで取り出し、利用するものです。 誰にでも使えるというものではなく、パソコン愛用者が自らの楽しみとして利用できる製品でした。 まだまだ、未完成のデジタル音楽プレーヤーだったのです。

「iPod」 成功の秘密、音楽ソースのネット販売と価格設定

 日本メーカーはハードウエアの技術で勝負する傾向にあります。すべての製品において発想が異なるのがアップル社です。 アップル社は今までも、デザイン、使い心地などを重視する 「特殊なメーカー」 でした。 アップル社は、デジタル音楽プレーヤーでもその問題点をついたのです。 いままでのデジタル音楽プレーヤーはマニアだけの世界以上になぜ普及しないのか? 誰でも使えるようになっていない 「音楽ソース」 に問題があることでした。 音楽データをインターネットを通じて配信し、だれでもインターネットからダウンロードして利用できるシステムを作り上げたのです。 これが 「iPod」 の成功の大きな理由の1つです。 このシステムで利用者の幅を大きく広げることに成功したのです。

 これだけでは iPod が売れるわけにはゆきません。 1曲の値段が魅力的でなければなりません。アップルはそこにも抜かりはありませんでした。 1曲の1ドル程度で格安の価格でダウンロードできるため、一気に市場を制覇してしまったのです。 この価格設定にもその巧みさが分かります。日本でも音楽ソースのダウンロード販売をCDメーカーが行っています。 CDを販売するメーカーは自社の商売を先に考えます。 3000円前後のCDアルバム販売に支障が出ないための価格設定となると、1曲300円程度になってしまいます。 これではダウンロード販売は勢いがつかないのです。メーカーの狙い通りなのですから。

日本メーカーも続々参入ですが...。

 日本経済新聞に 「日本の電機大手が本格攻勢」 との見出しの記事がありました。日本メーカーらしいところです。 iPod の機器そのものに大きな技術はありません。ハードウエア技術は日本メーカーの手中にあります。 ソニーが真っ先に参入ですが、省電力化の技術は携帯MDプレーヤーで既に修得済みの技術です。電池長持ちをアピールします。 8日にはビクターが新製品を発表し、これで、松下、ソニー、ケンウッド、ビクターなど各社が出揃いました。 ハードウエアに優れる日本メーカーのデジタル音楽プレーヤーですが、先行する iPod にどこまで対抗できるのか、これからの動きに注目です。

2005/05/10  管理人(志)


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