「物理の小道」 ギャラリー

おまけグッズ編  くだらないと言えばくだらないものですが

第131回  飾り物シリーズ コカコーラのおまけ

ルパン3世 「銭形警部」

 コカコーラがペプシコーラに対抗して(真似して)レモン風味のコーラを発売することになった。 新しい味の 「コカコーラ レモン」 となったわけですが、おまけはルパン三世のキャラクタです。 登場人物はいつもの5人、ルパン本人、銭形警部、次元大介、石川五ヱ門、峰不二子です。 登場人物をひとつのシーンとなる合わせ物のフィギュアセットとなっているのです。 今回の入手のものは、「伝説の指輪を求めて」 となっており、4人が登場するシーンになります。 全部で5シーンあって、登場する全キャラクタは 「20+1種」 だそうです。 今回のキャラクタは 「銭形警部」 です。

「SARS」 の研究進む

 一時期、東南アジア中心に世界的に広まった重症急性呼吸器症候群 「SARS」 は現在患者の大量感染も抑えられ、制圧されたようにみえる。 ウイルス学の勝利なのか、それともウイルスが逆襲を狙って静かに先行しているのか? この件について、日本経済新聞の記事に中国の広州の研究者のインタビュー記事が載っていたので紹介しましょう。

感染経路の解明が流行を抑える最大の武器

 広州の呼吸器疾病研究所の所長鐘南山志の話では、ウイルス媒介経路がハクビシンであることを突き止め、その感染経路を押さえたことで新規の流行をとめることが出来た点が大きいとのこと。 しかも、SARSの感染は飛沫感染という 「患者のセキによるウイルスを含む飛沫」 によるものだったので、対策がとりやすかったとのこと。 感染経路を断つという基本的な手法で、ウイルス流行を抑えることが出来たに過ぎない。 ウイルスそのものに勝利したわけでなく、流行をおさえることが出来ているだけとのことだそうです。 ウイルスが変化し新たな経路を獲得したり、新たな別の病原性のウイルスが登場すれば話は同じような大流行は起こりうると、深い意味を含めている。 ウイルスは自然界で単体で生存することは難しいので、必ず媒介する宿主生命体が必要とする。 特定の宿主となる動物では病原性を発揮することなく、自分自身であるウイルス増殖のみを行うのだ。 動物体内で大量に増殖したウイルスが人間に感染するこれまでのものと同じ仕組みをとるのだ。 人間から人間に増殖、感染させる仕組みを作り上げてしまうと、全世界に流行が一気に進むインフルエンザ級のウイルス誕生となる。

鳥インフルエンザからヒトインフルエンザへの変化の危機

 インフルエンザウイルスの世界では、世界的流行を引き起こす 「新種インフルエンザウイルス」 の登場が間近だといわれている。 鳥の世界では、高病原性鳥インフルエンザの大流行が東南アジアで繰り返されている。インフルエンザの世界では、鳥から人間へのウイルスの移動が繰り返されている。 現在流行中の鳥インフルエンザのウイルスが変身し人間への感染力を得て、人間体内で増殖の後、ヒトからヒトへの感染力を得たときには、 世界的な新種インフルエンザウイルスによる大流行が引き起こされる。世界中の誰一人免疫を持たないウイルスだから、とどまるところを知らない大流行となる。 歴史的には繰り返されてきたインフルエンザの世界的な大流行を起こしてきたのだが、今回のケースでは、人間の科学が初勝利できるか、ウイルスが今までのように勝利するか、 ウイルス学の力が問われているのだ。

2005/05/22  管理人(志)


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