「物理の小道」 ギャラリー

おまけグッズ編  くだらないと言えばくだらないものですが

第133回  飾り物シリーズ 伊藤園のお茶のおまけ

ハーブ茶犬 「ハナ」

 日本茶飲料業界を開拓したのは、伊藤園です。飲料メーカー入り乱れての激しい競争の中、「おーぃお茶」 もトップブランドを維持し、新製品も次々と投入し 伊藤園は売り上げを伸ばしています。 キリンの生茶、サントリーの伊右衛門と並ぶ三大ブランドがいつまで続くのでしょうか。 緑茶飲料全体は、健康ブームの後押しもあって勢いがついています。

ポップアップウインドウ抑制

 最近のWebブラウザにはポップアップウインドウをWebサイト毎に抑制することができる、ポップアップ・ブロック機能が備わっている。 ポップアップウインドウとは、Web閲覧において小さなページを新たに開いて小さなページを表示するもので、 本来は、項目の詳細内容などやヘルプ情報を表示するものだったのです。 ところが、その機能に目をつけた広告業者でした。 ページの隅に表示される広告より、ポップアップして強調されるこの機能での広告の方が視認性が高まるため、 広告業者が多用するようになったようです。 そのため、ユーザーから見ればWebページを見るときに、ポップアップ広告により思考を停止されること、 また、開いたポップアップ広告を閉じなければならないことから、ポップアップ機能が嫌われるようになってきたのです。 ポップアップを抑止する機能を、Webブラウザの新機能として取り入れユーザーから大歓迎を受けたのです。

ポップアップ広告ブロック機能付ブラウザに警告!

 ポップアップ広告抑止のブラウザ(Firefox、Netscape8、Operaなど)は筆者(志)も愛用しています。 この機能を全Webブラウザが取り入れてしまうと困るのは広告業者でしょう。 事実その反応が広告業者、DoubleClick社からなされたという話が SlashDotJapan で持ち上がっています。 業者側の意見を手短にまとめると、「広告を抑止することでインターネットでの無料コンテンツの根拠がなくなり、 現在のような無料ベースのインターネットコンテンツがなくなるぞ!」 というものです。

テレビの広告との比較

 民間テレビ放送局のCMと同様の論理でインターネット広告業者は考えているようです。 しかし、テレビのCMは視聴者に受け入れてもらえるようにどれだけ金、技術、コンテンツをつぎ込んでいるかです。 インターネットのポップアップ広告にはまったくユーザーに対する配慮がまったくないから、ユーザーに嫌われてしまったのです。 強引に広告だけのポップアップを見せ付けられるユーザーは我慢が出来なくなっているのですから、 業者側が見て楽しい広告を作らない限りだれも受け入れないのです。 テレビ業界と同様に、見てもらえるような広告を作る広告業者が登場し、新しいビジネスチャンスでもあるのです。 既存の広告業者はインターネット創世記に偶然参入し成功しただけのことなのです。彼らに工夫が足りないのです。

テレビ放送のビデオサーバー化が与える影響

 テレビ業界でも広告の存在意義が問われるようになって来ています。 ビデオサーバー化が進むと、見たいときにテレビ番組をハードディスクから視聴することが可能になり、 視聴者からは大変便利になります。そのうえ、広告を除外してユーザーが番組を見ることすら可能になります。 これは、テレビの広告システムの根底からの破壊につながります。 インターネットと同様にテレビ業界でも同様のことが起こりつつあるのです。 広告の仕組みで無料システムとなる現在の方法が根底から覆るのですから、既存業者の危機感は大きいようです。 有料化システムに移行するのか、それとも新しいシステムが作られるのか、いずれにしても業界全体に大きな波が起こることは間違いないのです。

 

 

2005/05/00  管理人(志)


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