「物理の小道」 ギャラリー

おまけグッズ編  くだらないと言えばくだらないものですが

第141回  飾り物シリーズ コカコーラのおまけ

ルパン三世シリーズ 「次元大介」

 ルパン三世のシリーズも随分と集まり、登場人物は一応全員一揃いし、2つ目のものが増えてきました。 このシリーズはアクションが豊富で、シーン毎にセットとなるものです。、

団塊の世代退職期を迎える

 2年後に始まる団塊の世代の退職時期を迎えて企業で生じる問題点についての記事が、日本経済新聞に載っていた。 内閣府が実施した企業アンケートでは、団塊の世代退職で企業活動に大きな影響がでるとの回答が49%もあったそうだ。 労務コスト(賃金、退職金)の面では企業にとって有利に働くことだが、 企業の技術を支えている団塊の世代から、次の世代の若手に技術移転が間に合わないとの声が多い。

 技術伝承が出来ていない理由はバブル崩壊が大きくかかっている。 バブル期以降、新採用を控えてきた製造業を中心とする重厚長大産業にとっては、 技術者の世代連続性が崩れ、世代にギャップが出来てしまった。 そのため、スムーズな技術・技能の伝承システムが壊れてしまったのだ。 団塊の世代の退職時を迎えた時点で、技術伝承が完了できるかどうかについては、 4.7%の企業がかなり困難になり、41.4%が多少困難になるとの回答だった。 製造業では 「ノウハウ」 という文書化されない技の部分が少なからずあるのが普通だ。 機械化できないこのノウハウの部分の技術伝承が途切れると、それ以降の生産物の品質にかかわる重大事となってくるのだ。

職人技 「ノウハウ」 の伝承には時間がかかる

 職人技ともいえるこの部分の技術伝承には長期の訓練が必要となり、またその修練の程度も浅くなりがちになる。 完璧な技術伝承には数年単位の時間が必要となる。 そのため、退職者を継続雇用して技術伝承の時間を稼ぐという方法以外に対応策はないようだ。 現実に、その方向で動いている企業も多いようだ。 それが出来ないようなら、製造業は海外に譲るしかないのだ。 特殊な技術が必要だからこそ賃金の高い日本で競争に打ち勝てるのですから。

これからは、教育学部がばら色の夢に?

 同様の事態は学校現場でも訪れる。団塊の世代の教育にかかわり、高校進学率の急上昇の過程で大量に採用した教員の退職時期も同様に訪れる。 当然、退職者補充としての新採用教員が必要だから、教員希望の学生にとっては間口が広くなるのだ。 団塊の世代の教育時期、高度成長期の企業の人材の奪い合いなどの時期では、 男だったら即採用などと言われた小中学校の教員採用のようなことが訪れることも予想される(女性教員の激増期でもあったため)。 退職者の問題は、少子化の中であるため少しは緩和される。それでも、かなりの条件緩和となることは間違いないようだ。 子供が減少する傾向は続くが、大量の退職者を迎えると新採用教員を増やさざるを得ない。 最近の教員の新採用数が増加していることも事実である。

2005/07/09  管理人(志)


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