「物理の小道」 ギャラリー

おまけグッズ編  くだらないと言えばくだらないものですが

第146回  飾り物シリーズ コカコーラのおまけ

ルパン三世 「五ヱ門」

 ルパン三世の五ヱ門のキャラクタだけでなく、ルパン三世の登場人物もたくさん集まりました。良く出来たフィギュアですが、 だんだん飽きてきました。スターウォーズのキャラクタもパッとしません。精密さを含めて出来がよくありません。 南アルプス天然水の 「海洋堂の精密模型」 を見てしまったからかもしれません。 でも、海洋堂の模型の精密さはこの業界でも有名ですから当然なのかもしれませんね。

アスベスト被害の拡大が明らかになってきた

 クボタの発表の 「アスベスト(石綿)」 によると思われる 「中皮腫」 による死者が、クボタの尼崎工場で発生し、 それの被害者に対する見舞金を支給したとのニュースが最初でした。 これで 「パンドラの箱」 が開いてしまったように、続々と同様の被害が出ていると同業他社のニュースが続いています。
 アスベストによる発ガンは、潜伏期間が長く、アスベストを肺に吸入してから20年から30年後になって 「中皮腫」 などの症状が現れるとのことです。 そのため、これからも被害拡大が非常に心配です。

阪神淡路大震災でのアスベスト粉塵

 阪神淡路大震災での倒壊建物がの大量にでました。 その撤去作業では、アスベストを分別管理しての作業を行う余裕は無く、解体撤去されたのです。 神戸全体がほこりで空が暗くなるほどだったのも事実です。
 そのほこりが、単なる砂ほこりだけでなくアスベスト粉塵も混じっていたのです。 そのため、アスベスト粉塵を吸入してしまった恐れが多分にあります。 その被害が20年から30年後に現れるということなら、これから10年後から20年後になるでしょう。 誰の責任とはいえない震災時ですので、被害者は泣き寝入りしかありません。

筆者の時代には、アスベストはどこにでも使われていた!

 筆者の高校生、大学生の頃は、WHO勧告(1980年)以前です。 日常の中に、どこにでもアスベストがあったのです。 化学実験室には、バーナーを使うときの 「石綿金網」 がありました。 また、工場などに、屋根材には石綿スレートという耐火性に優れた建材が多量に使われていました。 熱に強いことが使われていた理由です。
 電気絶縁性にも優れていたため、耐熱性ある絶縁材として、電気コンロのニクロム線の端などにも使われていました。。 耐薬品性などにも優れるため、工場の輸送パイプなどの用途にも使用されていました。 日常の中で大量に使われていたアスベストですから、多くの人が吸入しているはずです。 高濃度のアスベスト粉塵にさらされた人ほどその危険性が高いのです。 アスベストは時限爆弾として体内に潜んでいるのです。

アスベスト対策の遅れの責任はだれが取るの?

 WHO(世界保健機関)がアスベストを発がん物質と断定したのは1980年だったそうです。 しかし、日本でのアスベストの規制は、15年後の1995年の茶石綿、青石綿の禁止、24年後の2004年の白石綿の禁止まで、 使われ続けてきたのです。
 世界の情勢に大きく遅れをとってしまったのは、アスベストが使えなくなると...との産業界重視のあまり、全面禁止に出来なかったのでしょう。 薬害エイズのときとで同様で、企業側の論理を優先した政策の失敗と同様の姿が見えてくるようです。

2005/07/15  管理人(志)


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