「物理の小道」 ギャラリー

おまけグッズ編  くだらないと言えばくだらないものですが

第151回  ボトルキャップシリーズ ペプシコーラのおまけ

スターウォーズ 「オビ・ワン・ケノービ」

 スターウォーズEP3の人気が盛り上がっています。最終章といっていますが、ひょっとするとEP0や、EPマイナス1や、EP7、EP8 などが作られるかもしれません。 歴史に終わりはないし、時代を遡ればこれも始まりはない。ただし、ルーカスは老齢だから、監督は交代するが...。

大相撲名古屋場所、また 「朝青龍」 が優勝!

 朝青龍はモンゴル出身、大相撲の中では敵なしの状態です。 危なげなく5連覇を成し遂げ、優勝回数もこれで13回になり、大横綱の道を歩みだしたようです。 国技と称す相撲界の言葉が悲しくなるほど、日本人の姿が見えない点です。 土俵外では日本人力士の話題は豊富ですが、土俵の上では外国人力士ばかりです。 今回、朝青龍と優勝争いに絡んだ力士も琴欧州の名の通りヨーロッパ出身の力士なのだから...。

幕内に外国人力士が11人もいる

 幕内だけで、一体何人の外国人力士がいるのだろうか? 番付表から抜き出してみると、横綱の朝青龍がモンゴル、関脇の白鵬がモンゴル、小結の琴欧州がブルガリア、 前頭の旭鷲山がモンゴル、平幕には露鵬がロシア、旭天鵬がモンゴル、黒海がグルジア、朝赤龍がモンゴル、 安馬がモンゴル、時天鵬がモンゴル、白露山がロシアで、合計11力士になります。 幕内42人のうち11人ですから25%を既に超えてしまっているのです。しかも、勢いがあるのはこれらの外国人力士なんですから。 来場所は朝青龍は大鵬に並ぶ6連覇がかかるが、取りこぼしがない限り達成できそう。 さらに、年間全制覇まで見えてくるのだから...。

朝青龍を止めることも、外国人力士に頼るしかない悲しさ

 朝青龍のこの勢いを止めるのはだれか? そこにも日本人力士は見えてこない。 今場所も、朝青龍に土をつけたのは琴欧州(ブルガリア)と黒海(グルジア)の二人だけなのだから。 ヨーロッパ勢の成長に、モンゴルの大将 「朝青龍」 の連覇阻止を掛けなければならない角界のさびしさ。 ワイドショーでのあの大騒ぎだけが日本人力士では 「国技」 という名にふさわしくない。

ハイテク分野でも...

 かつて、日本は世界を制覇した実績がある。半導体製造の分野である。 世界のランキングで東芝、NEC、三菱、富士通などが上位を独占していた半導体メモリー製造だが、 現在、世界のトップは韓国のサムスン電子だ、2位に韓国のハイニックス、アメリカのマイクロン、ドイツのインフィニオンなどで上位を占められてしまった。 パソコン製造も世界シェアでほとんどない。

バブル崩壊後の難しいことは 「先送り」 して、「切捨て」 の決断が出来ないことが全て!

 なぜこのような事態に陥ってしまったのか? バブルに踊ったあのツケがすべての原因だ。 「失われた10年」 といわれた1990年から2000年のバブル崩壊後の経済危機状態、 この間の研究開発投資を怠った結果が現在の日本なのだから。 同様な事態は韓国にも訪れている。 韓国は、アジアの通貨危機の中経済危機に陥り、IMFによる経済介入でどん底まで叩き落された。 旧財閥の解体など荒治療のおかげで経済は急回復し、現在に至っているのだ。

生き残れる業種を育て、先行きが見えない業種は切り捨てる勇気

 日本の停滞はすべて、政界、財界ともに決断力の無さで、ずるずる問題を先送りすることを繰り返してきたためでもある。 業界が苦しんでいるから補助金をという発想が現在までの日本のやりかただった。 その補助のおかげでその業界が立ち直ったのか、やはり生き残れずに衰退してしまったのか。 現在の日本を見れば明らかであろう。

 アメリカの事例をみるとその違いがよく分かる。 エジソンのGE(ジェネラルエレクトリック)社は発足当時は電気総合メーカーでラジオの時代がその全盛だったが、 現在では、家電部門は事実上なくなり、金融総合企業となっている。 また、IBMがパソコン部門を中国のレノボに売り渡したのも、将来の利益が見込めないからとの理由で決断されたもの。 これらの例を見ても、根幹にかかわる事業を切り捨てることすらやってのけるのがアメリカなのかもしれません。

2005/07/28  管理人(志)


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