「物理の小道」 ギャラリー

おまけグッズ編  くだらないと言えばくだらないものですが

第156回  飾り物シリーズ 伊藤園の濃いお茶のおまけ

「やすらぎクマさん」

 伊藤園のお茶犬、お茶猫シリーズから、安らぎクマさんシリーズをはじめています。随分種類もあるようですが、楽しみの一つになってきました。 キャラクタも良く出来たもので筆者(志)も好きになりそうなキャラクタです。

衆議院解散! 〜「記念すべき日」 は東京でした 〜

 8月8日(月)、参議院で 「郵政法案」 が大幅な票差で否決されました。 小泉首相は、事前に言っていた通りに 「衆議院解散」 に踏み切りました。 一気に政界は お盆休みから 「総選挙」 へとなり、あわただしい動きになってしまったのです。

 ちょうどこのとき、筆者(志)はSSH生徒発表大会で生徒を連れて東京に出張中でした。 出張のの初日(8月8日)夕方、JR品川駅前で受け取ったのが毎日新聞の号外 「総選挙へ!」 の大きな見出しの新聞でした。 予想通りの展開とは言え、本当に 「総選挙」 となってしまったのです。

「やけくそ解散!」  〜 総選挙に勝つしかないのだ 〜

 「ついにやってしまったね!」 と心の中でつぶやき、前日の日曜日のテレビでの討論番組を思いました。 自民党から22名もの反対者を出すという思わぬ大差。なだれ現象のように反対派の勢力が強まり、 小泉首相は 「やけくそ解散」 とするしかなくなったのです。

 お盆をはさんだ総選挙(衆議院選挙のこと)は異例だが、 解散に至る経過も異例の解散劇だった。選挙の結果はどうなるのだろうか? そもそも、このような結末になってしまったのは、強気一点張りの小泉首相のやり方に大きな問題を残したためでもあるようです。 衆議院での採決も5票という僅差での可決だったにも関わらず、ほとんど新たな手を打たず、 解散をちらつかせた強引な手法をつかって参議院への圧力が、反対派にますます勢いをつけてしまったのです。 首相は、引くに引けなくなる 「呪縛状態」 に自分を置いてしまったのでした。

 首相が、総選挙に勝つためには、「改革」 を御旗を前面に自分の考えを国民に一途に訴えるしか無いようです。 「やけくそ」 で、自分の信念を貫くしかないのです。 その第一弾として、「反対派議員は絶対許さない」 を旗印に、反対派議員を自民党として公認しないことを表明、 さらに、それぞれの選挙区に自民党公認候補を立てる(反対派議員を落選させる!)ことを次々と実現しています。 反対派議員は 「ここまでやるか!」 と驚いている(震え上がっている)段階ですが、 新政党樹立など強がりはどこへやら、誰も旗を振る人が出てきません。 世論調査などでも小泉首相の方に分があるようです。また、円相場、株式市場など経済面でも小泉首相に有利に動いています。 意外に小泉首相に勝機が訪れ、総選挙で自民党が勝つかも知れないのですから。 反対派にとってはまんまと首相に乗せられた(?)のかもしれません。

今回の選挙の大きな意味  〜 財政再建はどうなる? 〜

 郵政法案にばかり焦点が当てているマスコミだが、今回の 「総選挙で議論されるべき政治課題」 は他にもたくさんある。 政府のあり方(大きな政府、小さな政府)と今まで積もりに積もった国家の赤字に対する処理策(財政再建問題)、 それに大きく関わる 「年金問題」、「税負担問題」 につながります。 「年金」、「福祉」支出を大幅に抑え、「増税ありき」 の発想が強く、消費税アップ、所得税アップで解消しようとする行政(財務省を中心)の考え にどこまで食い込めるかに選挙の中心が移ることが願われるのですが...。 この問題では、「総論賛成」 だが、各論では反対になりそうな難しい政治問題でもある。 世論調査では総選挙は大歓迎とのことだから、与野党ともにがんばるしかない。 総選挙の焦点がボケないように論点をしっかりと固めて、自民党、公明党、民主党...は戦ってほしい。

郵政改革法案の主眼は 「財政投融資」 にあり、「郵便局の存続」 が本論ではない!

 郵便局の問題に矮小化されてしまった 「郵政改革」 だが、 そのような小さな問題に議論の中心を導いたのは小泉首相の 「ワンフレーズ」 答弁であったかもしれない。 郵便局の存続を何らかの方法で保証することでこの議論の矮小化をさければもう少し大きな論点に導けたかもしれない。

高校生も政治に関心を持とう!  〜 老人たちは自分のことだけが優先だよ! 〜

 財政再建問題、年金問題など、高校生にとって将来必要な仕組みを老人たちの好きなようにされてしまうと、 君たちにとって必要となる時期にそれらの資金が残っていないことになるのだよ。 君たちに残されているはずのお金が使い込まれてなくなってしまうかもしれないのだよ。 お金があるうちに使い、借金をどんどん先送りしてゆくとどうなると思う? 借用証書(国債)の山だけが残るとどうなるだろう? 「無い袖は振れない」 となるのだから、君たちは我慢してね! となるのでは...。

2005/08/12  管理人(志)


感想・意見、投稿(文章、写真とも)は メールでどうぞ

   → サイトトップへ  へ


このホームページは、2003/11/07 に始まりました。