「物理の小道」 ギャラリー

おまけグッズ編  くだらないと言えばくだらないものですが

第173回  飾り物シリーズ カルピスウォーターのおまけ

「タッチB」

 人気野球漫画の 「タッチ」 のメダルです。映画のキャンペーンも盛んに行われています。 主演の長沢まさみは現在注目の東宝の女優ですね。

出張帰りのJR西日本の新快速の車掌が 「女性」 でした!

 9月9日に加古川に出張があり、JRの新快速を利用しました。その帰りの新快速で初めての経験をしました。 女性の車掌にめぐり合ったのです。JRの運転士、車掌に女性が進出してきたとのニュースなどで、知っていたのですが、 現実に目の前に、女性車掌を見たのは初めてでした。

 女性車掌の癖のない案内放送には、昔からあった男性車掌の名人級の案内放送の味はありません。 しかし、その案内放送は、さわやかなものでした。 よく考えると、鉄道の案内放送には特有のアクセントがあり、声も鼻にこもったような妙な声です。 業界特有の不思議な 「アナウンス」 ですが、昔から伝統的に受け継がれてきたようです。 バスガイドのアナウンスにも同様のものがあります。「癖」 そのものが 「味」 になっているようです。 聞き取りにくいという面があるのですが、このような案内放送が、筆者(志)は大好きなんです。

 残念ですが最近では男性車掌も 「名人級の案内放送」 をしない(させない?)ようになってきたようです。 癖がない案内放送ばかりになってしまうと、旅の楽しみがなくなってきます。 将来は 「漫才のネタ(中川家)」 にも使えなくなるのでしょうね。

鉄道業界での女性進出

 鉄道関係の世界では、昔から男子独占が普通でした。 国鉄時代、出札、改札から車掌、運転士まですべて男子ばかりでした。駅で女性職員を見かけることはありませんでした。 現業の職場のほぼ全員が男子でした(理由は24時間深夜を含む勤務のためでしょう)。 しかし、世の中には、「やわな男性」よりよほど 「しっかりした女性」 がいるのです。 決断力、行動力どれを採っても同じです。優秀な男子があるのと同様に、優秀な女子がいるのです。 緊急時の対応も女子で支障がないはずです。どんどん増えてほしいものです。 男子という制限をつけることが 「社会的に大きな損失」 となっているのですから。

 最近は、JR新幹線にも女性車掌をたびたび見かけます。運転士への進出もニュースになっています。 鉄道業界での女性運転士、車掌が珍しくない時代がまもなくやってくるでしょうね。 航空業界では、女性操縦士、機関士はほとんどニュースになっていませんが...。

大学進学の今昔  〜 女子から見たとき 〜

 女性の社会進出など、声を上げて言う時代ではないのですが、筆者(志)が若いころはそうではありませんでした。 大学(校)の入学でも男子に限るという制限を設けた防衛大学校、東京商船大学、神戸商船大学などがありました。

 戦前では、高等学校も男子専用で、大学も原則では女子が入れないものでした。 そのため、旧制の神戸一中の卒業生は女子は一人もいません(当たり前!)。 当時は、社会へのスタート前にあたる教育の現場にすら女性を排除する制度が厳然とあったのです。

 現在では、男子が入学できない国立大学(御茶ノ水女子大学、奈良女子大学)、私立女子大学など多数あるが、 女子はどの大学でも入学できるのです。戦後は、女子の社会進出への法的な壁はどんどんなくなってきました。 その分、男子が競争相手としての女子を意識しなければならなくなってしまったのです。

昔: 理系女子は薬学部!

 筆者(志)の青年のころは、理系の女子は、一部に医学部、理学部などがありましたが、多くは薬学部への進学が常識でした。 事実、阪大薬学部薬学科は定員50人のうち男子が2人と、ほとんど全員が女子という状態でした。 次に、女子が比較的多いのが理学部でした。生物学科、化学科に1から2割程度とわずかです。 女子が少ない物理学科では、50人のうち女子が2人のみという状態でした。 女子にとっては、理系大学進学に 「言われなき大きな壁」 があったのです。 優秀な女子には 「住みにくい世の中だった」 であったことは間違いありません。

昔: 工学部志望は親とけんか状態!

 理学部への進学はまだましで、女子にとって悲惨なのは、工学部へ進学希望する場合です。 親の猛反対を押し切らなければなりませんでした。「女子が行くところではない!」との反対です。 工学部などは定員数百人あるにもかかわらず、女子は紅一点という状態で、そのほとんどが建築学科でした。

今: 優秀な女子にとっては...、優秀でない男性にとっては...

 社会進出でも、男性が独占できていた職域に女性が進出してきています。JRの車掌の話もこのひとつです。 大学でも、工学部にも相当数の女子が入学する時代です。土木工学系への女子進学者も見られるようになって来ています。 工事現場でも、女子の現場監督まで登場しているのですから、これからは、対等の競争相手として、男女が張り合う時代になってきたのかもしれません。 優秀でない男子が追いやられる時代になってきています。 「男子がんばれ! 本気で勝負しろ!」 と激励するも、「本気でやっているのに...」と悲鳴が聞こえてくるようです。 「優秀」 は努力の裏づけで作られるものです。若干の素質もあるようですが、99%は努力で造られるものです。 現在 「優秀でない」 男子は、うかうかしていると後がないのですよ。

2005/09/11  管理人(志)


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