コンビニで。８月に見つけた、最新のおまけを紹介しましょう。 このおまけは「燃焼系アミノ式」という変わった名前のスポーツドリンクについていたものです。 「燃焼系アミノ式」という飲料水の発売初期に流された奇妙な テレビコマーシャル はびっくりするものでした。 このときのテレビコマーシャルは田舎の駅のホームで位置を変えずに女の子がバク転するだけのものですが、 非常に新鮮で、衝撃的なコマーシャルでした。 このテレビコマーシャルで、一躍有名になった「燃焼系アミノ式」は、 ＣＭ作りで有名なサントリーが発売しているもので、 その後も「アミノ式」のテレビコマーシャルは、どこまでもユニークな体育系のものが続けられています。 このＣＭを支えているのは中国曲技団などの中国の曲技ですが、 曲技の種はまだまだありそうなので、このシリーズのＣＭは今後も楽しみです。
スポーツドリンク市場は「ポカリスエット」が築き上げた飲料水の一分野です。 創始者により独占された市場に参入するには、奇策が必要です。 それが、あの「コマーシャル」だったのです。 サントリーはテレビコマーシャル作りの上手さは「超有名」な企業です。 毎年の「ＣＭ大賞」でもランクインの常連企業でもあります。 「燃焼系アミノ式」の奇抜な命名、曲技を使ったＴＶコマーシャルを通して、 この分野で「燃焼系アミノ式」が一気に認知度を高めることに成功したのです。 しかも、それまでのスポーツドリンクの「売り」である、「ミネラルの補給」から 「栄養素の補給」という新しい発想を持ち込み、参入できたのです。 その後、アミノ酸系のスポーツドリンクが他社からも出されるようになってきて、 新しい「スポーツドリンク」の分野を作り上げつつあります。
企業はいろいろな効能を取り上げて商品の広告をして、ユーザーにその商品を買わそうとします。 「アミノ酸が１，０００ｍｇ」と聞けば、体に良さそうと思えます。 何しろ、「アミノ酸」は体に良い。たんぱく質が消化されて、アミノ酸として体に吸収される.... 学校でも習ったことがある...。 でも、勉強した内容をよく思い出してみよう。 「アミノ酸が１グラム」では、たった１グラムなのか！ となります。 １グラムのアミノ酸（たんぱく質１グラムでも同様）で何が変わるの？ タマゴ１個に含まれるアミノ酸は何グラム（何千ミリグラム）と比較すれば... コマーシャルは、「うそ」はつけませんが、視聴者が勝手に誤解することには責任を取りません。 健康補助食品などでも同様です。コマーシャルを冷静に分析・判断する能力は消費者として必須のものといえます。 ただし、飲料水ですから、おいしければどれでも良いのでは？ これも正解ですが...
おまけのボトルキャップなど「今までのパターン」に乗ることなく、
子供の頃に遊んだ、あの「スーパーボール」をおまけにつけたのです。
奇抜さは分かりますが、スーパーボール目当てに「アミノ式」を購入しようとする人が出てくるのか？
それは否です。２つ、３つ、４つと、スーパーボールを集める人がいるのでしょうか？
筆者（志）には、キャンペーンが成功するとは思えません。
この拡販企画を提案した人には申し訳ないのですが...。
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