「物理の小道」 ギャラリー

おまけグッズ編  くだらないと言えばくだらないものですが

第182回  ホイッスル キリン生茶のおまけ

「茶パンダ ホイッスル」

 キリンの生茶のキャラクタは茶パンダです。いろいろなタイプがあるのですが、今回は音程が表示されたホイッスル(笛)のようです。 音程の正確さについては筆者(志)には確認のしようがありません。

政府、消費税10%〜15%の選択肢を示す

 日本の財政危機(破綻)が近づいていますが、総選挙も済み、増税路線が見えてきた税制改革です。 自民党の財政改革研究会が今週まとめる財政再建に関する中間報告で、消費税率10%〜15%の目安を示すそうです。 このような増税時代に一般庶民は耐えられるのでしょうか。 お金持ちは所得税大幅減税(最高60%から40%へ)のおかげで、非常にリッチになったようです。 普通のサラリーマンは増税ラッシュ(定率減税廃止、配偶者控除廃止、退職金控除、基礎控除までも削減?...)で、 今後の税金の重さが後から身にしみる気配となってきました。 「取りやすいところからとる」との方針で、なりふりかまわずのようです。

「逆累進課税」 の消費税! フリーター、ニートには重圧が

 消費税は、リッチな人もそうでない人も基本的には区別しない 「公平」 に課税するものです。 しかし、食品などでは、貧乏な人も大金持ちも食べるものの基本はほとんど同じです。 おコメは高いものでも数倍まで(魚沼産コシヒカリが高くてもね!)ですが、所得格差は100倍(200万円の100倍は2億円!)どころではありません。 基本的な消費はほとんど変わらないのですから、貧乏人は税金の重圧を感じるわけです。 本来、税金を払える余裕のある人が税率が高い 「累進課税制度」 があるのですが、消費税には累進課税制度は不可能です。

最低生活のための費用合計は?

 フリーターの所得は年収200万円未満とされています。フリーターの所得は 「資格、技術が不要な単純労働」 からが一般的です。 親の家に寄生するように住んでおれば(パラサイト人生)、最低の生活は出来ます。 しかし、自立するとすれば、生活は難しくなります。 単純に衣食住ほかについて計算してみましょう。

 住まいに関する費用は、ワンルームを賃貸するとすれば、都市部では月数万円はかかります。 廃屋に近い木造賃貸では月2、3万円でも可能かもしれませんが...。 電気代、ガス代、水道代なども合計で、最低でも月1万円必要です。少ないですが合計で5万円としましょう。

 食の費用は、人により変わります。無精者で外食中心なら、朝昼夜とラーメン3杯としても1日2千円はかかります。ラーメンだけで月6万円ですね。 これでは体が持たないので、医療費激増となりそうですが...。

 衣料の費用は、下着、靴下も含めて考えると、月1万円(年12万円)では、季節ごとの最低の衣料(ファッションどころではないですね!)でしょう。

 教養、娯楽費はゼロで我慢するのは厳しいですが不可能ではありません。文化的生活は諦めるのです。 文化的生活が捨てられない人は、新聞、携帯電話、インターネットなど各種料金が1万円以上になることは仕方ありませんね。 それ以外にも経費はかかります。健康保険、年金などなど...。 年金どころでないなど言っていると、働けなくなったときはそれで終わりですね。 交通費はサラリーマンなど雇用者なら勤務先から手当をいただけるのですが失業者では自腹ですね。 冬に風邪を引けば医療費が数千円はすぐです。自動車のガソリン、税金、保険...。 消費税率が上がれば、当然、それらの経費は増税分だけ増えるのです。 年収200万円では相当不自由になることはすぐ分かります。 森永氏の本では300万円で豊かに生活する方法などあります。この当たりが限界でしょうね。

一日1万円の仕事 「隠しカメラ取り付け」

 UFJ銀行に隠しカメラを仕掛けて逮捕された犯人は1日1万円のお手当てだったそうです(自供による)。 このようなリスクのある仕事(前科者になる)でも 「1日1万円」 だったのですね。 犯罪にまで手を出して、1日1万円(月20日働いて年収240万円)ですから悲惨です。

 バブル崩壊以降の日本では、単純作業労働の賃金が大きく低下してしまったのです。 コンビニなどの時給は数百円から千円です。一日1万円にも届きません(前科者にはなりませんが...)。 工場の海外移転などの理由により、単純労働の需要低下がその理由でしょう。 自由主義経済の基本は需要と供給の関係ですべてが決まるからです。 しかし、相当レベルのIT技術(中途半端ではだめ!)、有用な資格を要する仕事などは高賃金になります。 資格、技術を持つ人の労働賃金は単純労働の賃金とは比較になりません。 それは、誰にでも出来る仕事でないため、国内の需要が多いのに追いつかず、ハイレベルの技能労働の供給が少ないからですね。

2005/10/24  管理人(志)


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