「物理の小道」 ギャラリー

おまけグッズ編  くだらないと言えばくだらないものですが

第190回  走る!おもちゃ リプトン紅茶のおまけ

「バーバパパ」 シリーズ  〜 走る! バーバモジャ 〜

 最近、ペットボトルのおまけが少なくなったようにかんじませんか? このコーナーの命である 「おまけ」 がなくなっては困ります。 数少ないおまけとして、「リプトン紅茶」 の500mlのペットボトルに付いてたおまけです。 バーバパパ・シリーズというキャラクタですが、詳しくはわかりません。バーバー○○○という名前で6種類あるようです。 床に押さえつけながらバックさせ、内蔵のばねの力で自走する小さなおもちゃです。 小さいながら非常に良く出来ています。ただし、このキャラクタは色が異なるだけで他はほとんど同じように見えます。 これでは集める方はおもしろくありませんね。

NASA、冥王星探査機 「New Horizones」 を17日に打ち上げへ

 NASAは太陽系第9惑星の冥王星を調べる探査機 New Horizeonsを1月17日から2月14日の間に、 フロリダ州ケープ・カナベラル空軍基地から打ち上げる。 冥王星は巨大望遠鏡でも鮮明な映像が撮れず詳細な観測が困難で、詳しいことが分かっていない唯一の惑星である。 冥王星とその衛星カロンをフライバイし、天体の地表撮影、構成物質の組成調査、大気組成の調査などを行う予定。 順調に飛行を続ければ、9年後の2015年半ばには冥王星に接近するとのこと。

冥王星はあまりにも遠い!

 漫画の宇宙戦艦ヤマトならあっという間に行けるのですが、現実には、9年半という長期の旅行となるのです。 途中故障せずに9年半を順調にすごせる信頼性を実現できるかどうかです。途中の部品交換、修理は不可能ですから大変な技術力を必要とします。 例えば、「自動車を購入して9年半の間まったく整備、修理なく過ごせる」 という信じられないほどの技術力です。 しかも、エネルギー供給面でも、太陽から遥かに遠いため、太陽電池が使えないため、電池を使用するしかない。 化学電池では不可能ですから、原子力電池を使うことになります。

冥王星画像1枚を送信するのに何時間かかる?

 2015年に冥王星のクローズアップ映像を送信してくるとき、画像送信にどれくらいの時間がかかるのでしょうか? 微弱電波であり、ノイズも多い中でボーレートを上げることが出来ない中で画像送信するのですから、大変です。 今から20数年前、筆者(志)が始めて大阪−東京間をパソコン通信したときのボーレートが300ボー(1秒間に300ビット、1秒で30バイト程度)でした。 電話機の取り付ける音声カップラーを使って行い、それが一番進んだ技術とされていたのです。 現在では、光ケーブル通信では100Mbps(1秒間に1億ビット)ですからね。 何時間もかかって1枚の画像を送信してくるなんて、探査機さま御苦労様と言いたいところです。

 冥王星探査機については、SlashDotJapan でも議論されています。 ロケット技術(イオンロケット)、原子力電池などでの議論がなされています。技術について知りたい人はどうぞ。 また、New Horizons と聞いて、英語の教科書を思い出してしまったとのギャグ的な書き込みもこのサイトのおなじみのもの。

2006/01/25  管理人(志)


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