「物理の小道」 ギャラリー

おまけグッズ編  くだらないと言えばくだらないものですが

第198回  ボトルキャップ ペプシコーラのおまけ

StarWars EP3  〜 Super Battle Droid 〜

 旧型のバトル・ドロイドを改良したものだそうです。バクトイド・コンバット・オートマタ社の製造だそうです。 詳しくは スターウォーズの鉄人の [ドロイドガイド] をどうぞ。

「大学入試シーズンも終わり」 合否を決めた分岐点

 国公立大学の後期試験も終わり、4月からの行き先が決定したようです。 桜咲く道を希望に燃えて大学に通う人、更なる夢を追いかけて再挑戦する人。それぞれの道を歩んでゆくのです。 毎年同じように繰り返されているこのシーズンで見る風景ですが、この分岐点はどのようなものなのでしょうか?

 合格すべくして合格する人と準備が出来ないままで不合格となる人は、当然ことですが論評を必要としないでしょう。 ここで取り上げるのは、合格すべきはずの人が不合格になる、または、準備ができていないはずの人が合格したというケースです。

合格すべき人が不合格!

 合格すべき人とは、勉強も余裕を持って進み、事前の模擬試験でもそれなりの成績を取っていた人のことです。 そのような人が不合格の判定をもらうケースが少なからず起こります。これが入試と言ってしまえばそれまでです。 しかし、そのような結果に至る理由もどこかにあるはずです。

 その理由の中では、試験直前の追い込みにおける「気の緩み」が最大のものでしょう。 余裕があるがゆえに気が緩むのはいたし方が無いことです。それが人間たるものでしょう。

 次に、「体調管理」が続きます。生活時間が試験の時間とずれているまま、試験を迎えるなどは論外なのです。 実力を発揮することが出来る条件作りが大切なのは古今東西変わることはありません。 不運にもインフルエンザに感染し入試当日を迎えることもあります。勉強の実力以外の要素も大きいのです。

 最後が、「度胸」。初めての「試験」ですから、「緊張しないで」とのまわりの忠告などほとんど効果はありません。 競争率が高い試験を通過してきた人はそれほどの緊張感はないのですが、人生初めての経験です。 受験会場のほとんどが不合格、合格者は数分の1の試験と思えば緊張感がますます高まるのです。 「度胸」の無い人にとっては、試験の問題を見た瞬間に運命が決まります。 最初の問題が解けるかどうかにかかってくるのです。 問題が思いのほかむずかしい → 問題を前にしてうろたえる → パニック現象の泥沼に踏み込んで抜け出せなくなる。 この「恐怖のサイクル」に落ち入るのです。模擬試験のようには行かないのです。 「頭が真っ白になる」という言葉がぴったりはまるこのケース。経験者だけが分かるのです。

 部活の試合でも同じことが起こります。勝てる相手に負けるケースがそれに当たるのですね。 余裕を持って試合が始まるのですが、相手から思いがけないカウンターパンチを食らって動きが止まり、 それが、あせりにつながり冷静さを失う。それ以降は何をしているのか分からないというパターンです。 入試でもそれと同じことが起こるのですね。

人生の中で一度は経験してかなくてはならないことのひとつですが、それが入試であったという不運でした。 部活の試合で経験できておれば、この「恐怖のサイクル」から抜け出せたかもしれません。

準備不足のはずの人が合格!

 神様のいたずらとも言えるのですが、合格すべき人が涙を飲むケースがある代わりに、準備不足のはずが合格となる幸運なケースもあるのです。 このような人には、2つのケースがあります。 ひとつのケースは、身の丈にあった志望校を選んでいること、入試直前の気合が違うこと、当日の試験の内容が良かったことなど 幸運が重なったというケース。

 部活の試合でも同じです、勝てないはずの相手と戦うときは、意外に実力を発揮できるのです。 理由は、緊張せず実力を出せること。「合格できなくてもともと」との気持ちと、「合格できなくては」との気持ちの差です。

 人生の運を使い果たしてしまったようなこのケースは、 まさに「神様のいたずら」ですから、本人は自分の実力と思わず、遠慮しながらその後を過ごすべきです。 調子に乗ると転落してしまう確率が高まります。 「足りない実力」を「後からの努力」で補うように頑張ってください。過信は禁物という言葉を忘れないことですね。

人生は長いのだ!

 不運にも再挑戦の道を歩むことになった人たちに一言。「夢は大きく持ち、それに向かって全力を注ぎ込む」 これが青春です。 人生は長いのです。妥協の人生ではない 「この1年」 を後悔のない1年にするべくスタートしてください。

 忠告をひとつ。「模擬試験の結果にだまされない」ことです。最初の模擬試験の結果は成績がすごく上がったように感じるのです。 勉強した覚えが無いのに成績が上がる訳はないはずですから、このマジックには仕掛けがあるのです。

 「最初の模擬試験」 の受験生は、浪人生(前年の不合格者)と2年生が3年生になったばかりの現役生なのです。 自分が3年生になった直後を考えてみればよいのです。自分の成績が上がったのではなく、成績優秀な人たちが抜けた(大学に進学した)だけなのです。 このことを忘れて自分の成績が上がったと思う人は、その時点で 「2浪への道」 を歩み始めていること間違いない! のです。

2006/03/21  管理人(志)


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