今回のハローキティは 「カーリング」 をするキティです。 名前も知らない人が多かった 「カーリング」 を日本中に広めた貢献者は 青森県のチームでした。 テレビ中継にも熱中したものでした。この「カーリング」 をハローキティが演じているグッズです。
前回では、バブルの膨張からバブル崩壊までの1987年から1994年までの売れ筋商品ランキングを紹介してきました。
日経トレンディのランキングからその年の様子を紹介してきたのですが、バブルは崩壊、デフレ経済への突入で、日本経済はどん底への道を歩むことになります。
→日経トレンディ 売れ筋商品ランキング(http://www.nikkei.co.jp/trendy250/)
1995年は、日本にとって、筆者(志)にとっても大変な年でした。 阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件が続いて起こって、日本全体に危機管理の無さが明らかになった年でもあります。 この年のランキング1位は、Windows95でした。Windows95の登場で、インターネットの始まりとなりました。 デジカメが初登場したのもこの年でした。カシオから発売されたデジカメ 「QV−10」 が20位に入っています。
1996年は、ペルー日本大使館占拠事件が起こった年です。当時のフジモリ大統領は現在ではペルーから追われています。 ランキングでは、1位にインターネット、2位に携帯電話・PHSが入っています。通信革命の始まりでした。 NTTが言う 「未来の通信技術」 ISDNも9位に入っています。 このISDNは、最高の通信環境を築くと称し 毎秒128キロビットのインターネットサービスでした。 それまでは電話回線の音声信号を使ったモデムを利用するものでした。筆者(志)が初めて使ったモデムは 毎秒300ビットから1200ビットのものでした。 その後、毎秒9800ビットまでモデムを利用していました。今では信じられないスピードですが、ISDNが毎秒128kビット(毎秒128000ビット)となったのですから、飛躍的な高速化でした。 しかし、技術の進歩は速いもので、あっという間にISDNは見向きもされなくなってしまうのですが...。 その他には、アサヒビールの 「スーパードライ」 が21位、「ミニ4駆」が22位でした。
1997年は、消費税が3%から5%になり、落ち着いていた経済の雲行きが再び怪しくなりました。また、大手証券会社の一つである山一証券が破綻したのもこの年でした。 1位は 「たまごっち」、2位が 「もののけ姫」、3位が 「失楽園」、7位に「ポケモン」 が入っています。大型商品が見当たりませんね。
1998年は、長野オリンピックの年です。 ランキングでは、1位が 「タイタニック」、2位が 「iMac」 です。ソニーのパソコン 「バイオ」 もブームとなりました。 ソニーのパソコンはそれまでは見向きもされないものでしたが、紫を用いたデザインの奇抜さで一気にシェアをとったのです。ソニー全盛の時代でした。 現在では、ソニーのパソコンは当時の勢いはまったく感じられず、シェアはゼロに近い状態となっています。これほどの落ち込みはなかなか見られませんが...。
1999年は、大ヒットのシリーズ第一作 「ハリーポッター賢者の石」 の発売の年でした。 ランキングは「宇多田ヒカル」 が1位、2位が 「iモード」 でした。3位が 「10万円パソコン」 となっています。 10万円パソコンが登場するまでは、パソコンは大手のNEC、富士通などによる寡占のため、海外に比べて高価格維持がなされていました。 また、筆者(志)が大ファンである 「スターウォーズ」 シリーズの エピソード1 が大ヒットしたのもこの年でした。
ここまでにしておきましょう。