「物理の小道」 ギャラリー

おまけグッズ編  くだらないと言えばくだらないものですが

第215回  飾り物 緑茶 「一(はじめ)」 のおまけ

駅弁シリーズ  〜 深川めし 〜

 今回は異色のおまけです。駅弁シリーズのおまけですが、小さすぎて駅弁の内容がわかりにくいのが残念。 緑茶飲料の業界では、創業本家である 「伊藤園」 の 「おーぃお茶」、「キリン」 の 「生茶」、 「サントリー」の 「伊右衛門」 でしょう。飲料業界大手ではコカコーラが苦しんでいる領域でしょう。 マイナーなブランドもたくさんあり、その一つが今回の 「一(はじめ)」 でしょう。、

格差社会 「日本」 〜 日本も実力社会へ突入へ 〜

 先日のニュース(最新科学ニュース5/9)で 「30−40代の所得格差拡大 厚労省調査を再集計」と取り上げた。 小泉首相の 「格差社会」 への答弁で、「格差は広がっていない」、「人口構成が高齢化すれば当然」、「格差があって何が悪い」 など暴言に近いものが飛び出していたが、 このニュースで 「格差の拡大が起きている!」 ことを肯定するデータが明らかとなった。 中高齢層の格差拡大は、長期不況によるリストラにを根にしたものだろう。

 従来の日本社会では、高卒、大卒の間での初任給格差は小さく、若年層の格差は小さいのが普通だった。 中高年に達した時期である役職年齢に達してから、役職の差で収入が大きく差別化されてくるのが普通であった。 それでも日本経済の高度成長期は 「みんながハッピー」 だったのだ。

バブル崩壊がもたらした 「競争社会」、「格差社会」

 バブル崩壊後のデフレ経済での日本低迷期にリストラが進み、中高年層での選別が強まった。 勝ち組、負け組といわれる言葉であらわす冷酷な 「実力社会」 への移り変わりだった。 不況業界はリストラの嵐が吹き荒れたのだった。負け組は終身雇用が夢に終わり、所得は大幅に減ってしまった。 いわゆる 「格差社会」 に勢いがついたのだった。

「みんなハッピー」から 「力があるものだけがハッピー」

 「みんなハッピー」から 「力があるものだけがハッピー」 の実力社会が 「国際化」 の言葉の裏でどんどん進行して行った。 若年層の中にも不況のなか、就職活動に嫌気をさし、フリーター、ニートという選択を取る若者も多数でてきた。 それらにも、社会の厳しさについてゆけないという不適応型や、自分の個性を求めるというモラトリアム型のタイプは異なるものの、 若年層の格差を生み出す大きな原因となっている。このまま、中高年に移行すると中高年層の格差拡大は間違いない。

「フリーター」、「ニート」 に将来はあるのだろうか?

 時給1千円は、フリーター、ニートにとっては、普通の収入に思える。 しかし、日給にして8千円、20日勤務で16万円の収入なのだ。年収にして200万円にもならない水準なのだ。 現在の世帯平均年収の半分にも満たないレベルの 「下層階級」 が大量に生み出されそうになっているのが現在の日本。 頼りになるはずの老後の年金すら、どんどん支給額が減額されたり、支給開始年齢が遅くなってきている。 55才から支給が60才からに、60才から支給が65才からに現在まで改悪され続けている。 将来は、「死んでから支給」 という冗談が現実化するかもしれないのだ。 若年層にとって甘い将来像が描けないのはニュースでも明らかなのだ。 「自己責任」 の名の下に、すべてが葬り去られるのは間違いなさそうだ。

意味のない「個性」と意味ある「個性」

 他の人に出来ないことが出来る。これが良いのだといって、「個性」の名の元に煽てあげられている。 「個性を伸ばせ」と言われてのぼせ上がっている人もいる。 誰も食わない 「個性」 は、社会が認めることは無く、無視されるだけなのだ。生きるための武器でなく無用の道具にしかならない。 持っているだけ邪魔になるだけだ。
 社会が認める 「個性」 は、生きるうえで大きな武器となるのは間違いない。高く売れるし、注目もされる。 あなたの目指す 「個性」 がどちらの個性なのか? を見極めよう。好きなことだけを求めても無理なのが現実なのだから。

2006/05/12  管理人(志)


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