「物理の小道」 ギャラリー

おまけグッズ編  くだらないと言えばくだらないものですが

第216回  事務小物 リプトン紅茶緑茶のおまけ

マグネットクリップ  〜 ハローキティ(アイスホッケー) 〜

 第214回に紹介したマグネットクリップと同じタイプのものです。リプトン紅茶の1.5リットルボトルについていたおまけです。 キティグッズもこれで終わりです。しばらくはキティものは出てこないでしょう。キティラーのかたはしばらく辛抱ですね。

理系の人気ランキングが変わってきた?

 東京大学の合格者ランキングに地方の公立高校の合格者が増加してきたとのニュースや、 東京大学で進学振り分けの人気ランキングで「電気・電子工学」の人気が低下してきたニュースがその話題の中心にあります。 有名私学の進路指導部の解説などでも、何でも東京大学との受験生が減少し、地方大学を含めた医学部志向の受験生増加が言われています。

東大ブランドの低下傾向

 前者のニュースは、東京大学のブランドより医師のブランドのほうが高いということを示しています。 バブル崩壊後の失われた十年を経過し、大企業と言えども頼りにならなかったことを認識したこと、 近年の規制緩和、地方分権の動きをみて、国家公務員の将来性を今まで通りに期待できなくなったことなど、 東京大学が目指してきた将来の職業としての明るい未来が見れなくなったことも事実でしょう。 その結果、東京大学のブランド力低下にドライブがかかってきたということ。 それなら、医者のほうが良いのではとの意識が、学力の高い高校生に高まるのも当然かもしれません。

医学部が理系全部の受け皿にはなりえない!

 医学部の募集定員が100人程度だから、工学部の定員とは桁違いなのだから、理学部、工学部などの受け皿として医学部がまかなえるはずがないでしょう。 このことから、この傾向はほんの一部のトップ層の話であって、大学受験界全体にはほとんど影響は無いともいえます。 しかし、医学部の定員はもともと少ないので超激戦化は避けられないのは当たり前。

 医師の世界でも、少子高齢化が進行する中、医療費削減の動きなどから、ばら色の明るい夢があるわけではありません。 金が無ければ国民皆保険のシステムも運営が難しくなってきます。 自己負担増加で「お客」も減り、病院も自由競争の時代に突入すると、競争原理で病院も効率化が避けられない。 おいしい職業がそのまま維持できる保証もないのですから...。

これからは「夢」を求めて

 日本の若者が、お金中心に動く傾向を強めたのはバブル景気のころからでしょうか? 収入の高さはほどほどで良い。その代わり、その職業において「やりがい」、「夢」がどれだけあるのか? このような見方が職業選択の中心になれば、大学志望の方向も変わってくるはず。 「面白いことが出来る」にはどの学部なのかという、自分が楽しめる職業であればよいのだ。

最大の幸福とは?

 お金が無ければ困るのは確かだが、お金が多いほど幸福というわけではない。 それなら、「時間を追われてあくせくするより、人生は楽しむ」 というのも良いのではないでしょうか? 事実、日本の経済高度成長期に、「マイペース」、「ゆっくり行こうよ」 などのキャッチコピーのコマーシャルが流行したのですから。

2006/05/15  管理人(志)


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