「物理の小道」 ギャラリー

おまけグッズ編  くだらないと言えばくだらないものですが

第217回  事務小物 サントリー烏龍茶のおまけ

キーホルダー  〜 サントリー 「烏龍悟空」 〜

 中国の演劇の京劇の演目の「孫悟空」がおまけのオリジナル。日本の歌舞伎のような隈取りのような化粧をしてオペラのように歌と舞踊の演劇。 中国茶のウーロン茶のおまけとしてはなかなか考えたものだが、一般にはなじみがないもの。販売促進とはならないと思われるのですが...。

携帯デジタル音楽プレーヤーの動向

iPod の圧倒的勝利

 携帯音楽プレーヤーの創世期を支えたのはSONYの 「ウォークマン」 であった。 カセットテープによる初期のものから、CD、MDと媒体を変えつつもSONYが独走できていた携帯音楽プレーヤー市場で SONYはMDウォークマンにこだわりすぎたのも事実だろう。LPタイプのMD(MDLP)や、コンピュータとの連携のネットMDなどがそれである。

 SONYの開発のもたつきのなか、その間隙を突いて付いてアップルコンピュータが 「iPod」 で登場した。 ノートパソコン用の2.5インチハードディスクを搭載し、無限ともいえる収容力を備えた携帯音楽プレーヤーであった。 大きさもMDプレーヤーより圧倒的に大きく重かったが、MD1枚に十数曲という収容量に比べて圧倒的であった。 所有しているすべての音楽を収容しても十分に余裕があるものだったのだ。

 その後も、他社の追い上げに先行して、フラッシュメモリーを搭載したより小型軽量の「iPod」シリーズを次々と発表し、 他のメーカーが同種の機器が追いついて開発、発売する時期には、より魅力的な新製品発表するのである。 これでは、デジタル音楽プレーヤー愛好者には 「iPod」 だけが本物との認識を植え付けでしまうだけだった。 「iPod」 のシェアはどんどん広がり、全世界において圧倒的勝利に終わってしまったのだった。 その結果、日本橋などではSONYを含む多数のメーカーのデジタル音楽プレーヤーは特売ワゴンに山積みされ、投売り状態にさらされているのだ。 それほどまでにアップルコンピュータの 「iPod」 に蹂躙されてしまったのだ。

iPod の勝利の理由

 iPodの勝利の秘密は格安の楽曲のネット販売システム「iTunes Music Store」にある。 1曲100円程度の値段でのネット販売で、圧倒的曲数の販売システムを構築してしまったためであろう。 日本での携帯電話での楽曲販売はCDの価格にとらわれ1曲200円程度に維持されていたのと比較するとその安さは魅力的だったのだろう。

ソフトバンクと米アップル iPod携帯開発へ

 5月13日に 「ソフトバンクと米アップル iPod携帯開発へ」との両者の業務提携のニュースが報じられた。 ソフトバンクは携帯電話「ボーダフォン」を買収した企業である。 「ボーダフォン」携帯電話が「iPod」になるのだから、携帯電話で音楽配信している「au」は脅威だろう。 携帯電話での電話器以外の機能として幅広い範囲で手探り状態のなか、デジタル音楽プレーヤーは魅力的なものだ。 この分野で優位性を確立できれば、第三位の弱小ボーダフォンも浮上のきっかけをつかめるだろう。 iPod に携帯電話が付いていると思えば良いのだからね。今や携帯電話機能は付属機能の地位しかないのでしょうね。

2006/05/16  管理人(志)


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