「物理の小道」 ギャラリー

おまけグッズ編  くだらないと言えばくだらないものですが

第50回  ペプシコーラ・ボトルキャップシリーズ より

    〜おまけの玩具蒐集も管理人(志)の隠れた趣味!〜

ガンダムの 「カミーユ・ビダン」 +α(デジタルカメラ史 U)

 ガンダムのキャラクタを説明は筆者には出来ませんが、これもシリーズのキャラクタの1つです。 最近は、ペプシコーラを購入してもガンダムが出てこないのです。 運が悪いのか、ペプシが意図してのことかは分かりません。 筆者(志)としては、メカニカルなガンダムの方が見て楽しめるのですが...


[特集記事] デジタル機器の歴史 第2回  「筆者(志)が見たデジタルカメラ史 U」

小型化、薄型化、高画質化への道

 カシオの成功に家電メーカー、カメラメーカーが揃ってこの市場に参入し、 各社入り乱れてし烈な競争が行われルことになったのです。 家電メーカーにしてもビデオカメラで得た程度のカメラ知識があるので参入は簡単でした。 このように、従来のフィルムカメラが押さえていた分野全体に、デジタルカメラがあっという間に進出して、 フィルムカメラを駆逐してしまいました。 競争はし烈です。各社の新製品でのメインテーマは、当初は 「高画質化」 でした。 200万画素を超えたあたりから、「小型化(薄型化)」 がテーマになってきました。 市場が一斉に同じテーマを追いかけて新製品開発競争になるのですが、 通常のデジタルカメラでは、200〜300万画素程度あれば不満が無い画質レベルで 高画質化の流れも行き着くところになったということでしょう。 結局、各社間の開発競争の中で売り上げは伸びても儲けが出ない。いわゆる豊作貧乏状態が訪れます。

従来のデジカメはコンパクトカメラの置き換え

 当初から、デジタルカメラが目指していたのは、簡便さだった。 フィルムカメラで言えば「コンパクトカメラ」の分野が同じコンセプトになります。 「だれでも、どこでも、それなりに写ってくれる」というコンセプトが「コンパクトカメラ」の目指すところです。 このレベルであれば、部品さえ揃えば誰にでも作れるので、家電メーカーでも十分に対応が可能でした。 家電メーカー、カメラメーカーなど入り乱れての激烈な開発競争になってしまったのもこの点にあります。 しかし、デジタルカメラの開発競争も行き着くところまで進んで、 デジタルカメラのユーザー層の拡大にも限界がやってきました。

デジカメ市場の飽和状態からの脱出  〜 「薄型化・小型化」と「高級化・高性能化」 〜

 デジカメ市場の競争激化の中での価格低下、デジカメ市場の飽和からデジカメ製造の各社の悪循環サイクルからの脱却作戦が 小型化(薄型化)を目指す、究極の「コンパクトカメラ」か、高級化(高機能化)を目指す「一眼レフデジタル」の2つしかありません。 最後に残されたフィルムカメラの市場、1眼レフカメラユーザー向けの高級デジタルカメラになだれ込むことを考えます。 このユーザー層の要求に答えることが出来る高級1眼レフカメラは、メカニズムの信頼性(安定性と耐久性)と小型化技術を要求されます。 このことから、1眼レフデジタルカメラを開発できる資格をもつメーカーは、 どうしても1眼レフカメラ製造の経験を持つカメラメーカーのみになってきます。 従来の1眼レフカメラメーカーはメカの開発は既に出来ているので、CCDなどの従来のデジカメ技術を適用するだけで1眼レフデジカメは作れます。 一方、家電メーカーにとっては1眼レフカメラのメカニカル部分についての経験がありません。 その開発は余りにも難しすぎ、短期間に開発できるものではないのです。

 1眼レフデジタルカメラ開発競争で先行したのは、カメラメーカーの双璧の一つのキャノンでした。 次回は、「1眼レフデジタルカメラ」 を取り上げます。


2004/10/1  管理人(志)


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