「物理の小道」 ギャラリー

おまけグッズ編  くだらないと言えばくだらないものですが

第66回  ペプシコーラのおまけ
      ボトルキャップシリーズ

ガンダムMarkU RX−178(TITANSバージョン)

 ガンダムファクトファイルの書籍のことは前回(第65回)紹介したところですが、 この資料のなかの一部を紹介してみましょう(知っている人はパスしてください)。 ガンダムの物語の最初は、「機動戦士ガンダム」のようで、地球人が宇宙コロニーを作り、宇宙の各地に移住していったそうです。 地球からはるかに遠いところの宇宙コロニーたちが反乱を起こし、「ジオン公国」と名乗り、 地球政府に戦争をしかけてくる攻撃をしてくるところから始まるのです。

マンガの常道、子供が主人公なのだ

 なぜか、体も弱々しい、知識も少なそうな「子供」が戦争の主人公になるのです(ここがマンガの話)。 「アムロ・レイ」なるかわいい子供が地球政府軍側の主人公、 もっとカッコイイ(筆者の独断評価)のがジオン公国の「シャア・アズナブル」(こちらは少し大人風)の2人です。 当然、子供ですから力もなく戦いにならないので戦争らしい戦いができません。

 戦争するための道具「モビル・スーツ」なるパワーアシスト方式のロボット「ガンダム」がここで登場する意味があるのです。 ロボット(ガンダム)に乗り込み操縦して、地球防衛軍とジオン公国が戦争する? 認識が甘いのがこのあたりです。

ガンダムの矛盾、「科学を売りにしながら、科学の裏づけが薄いこと」

 ガンダムの物語の時代では、科学技術が相当進んでいるようです。(宇宙コロニーを作り、宇宙に進出しているのだから) そのような科学技術のレベルなら、人間が乗り込まない破壊兵器が作れるはずなのです。 人間が乗り込まないほうが破壊兵器を設計する上で非常に効率的に設計できるのです。 人間が乗るとすると、人間の耐熱、耐衝撃力を考えてモビルスーツを設計することになります。 そのため、モビルスーツの性能などに余分な制限が加わります。 人間が乗ると、加速性能の限界も2から3G程度に限界がありますから、 大きな加速(急発進、急停止、急カーブなど)が難しくなります。戦闘で転倒したときなど大変です。 大きな装置の場合、人間サイズの物体の転倒とは衝撃力が圧倒的に違うのです。 所詮、マンガですからと科学知識を無視したストーリー設計では、真の満足感は半分以下です。 このようなお話は、「空想科学読本」(本校図書館にあります)に沢山書かれています。 ウルトラマンの話、ドラえもんの話など、科学知識では説明できないものばかりですが...


2004/11/4  管理人(志)


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