「物理の小道」 ギャラリー

おまけグッズ編  くだらないと言えばくだらないものですが

第89回  ペットボトルキャップ ペプシコーラのおまけ

 「Bomb Voyage」

 ペプシコーラのおまけ 「Mr.Incredible」シリーズですが、彼は何をもっているのでしょうか?。

2005年入試もほぼ終わりで、分析してみると...

 物理の小道 「挑戦編」 で連載中の 「入試問題研究」 で紹介している今年の入試問題の解答・解説を作りながら気付いたことをここに書いてみることにしよう。 難関大学の問題形式は、「論述、記述」 の要素が強くなりつつある。これが一つ目。 次に、問題文章そのものが大変長くなってきていること。これが2つ目。

 大学の狙いは何だろうか? 問題文章を長くするのは、問題そのものの量を増やしているわけでない。 試験時間が変わらないのだから、問題の実質の量は変わるわけが無い。 問題ではないが、解法へのヒントになるような文章が含まれているか、 問題とは殆ど関係なく、お話だけの文章が含まれているかのどちらかだろう。 そのため、その問題で問われている部分がどこなのかを把握しにくくなる。 国語力が弱いと勝負前(物理の内容に入る前)に敗北ということになるのだ。

ドップラー効果の公式を導くことが出来る?

 ひとつの例を挙げてみよう。入試問題研究第159回で取り上げた、「東京大学の問題B」 がその特徴を良く現している。 音源が動く場合のドップラー効果の公式を導く問題(教科書にもある問題)なのだが。 A君なる人物がドップラー効果の公式をどのようにして導くかの過程を描いた文章になっている。 A君が最初に思いついた考え方が、思いつきだけで間違っていて、間違った計算を続け、公式とは違う式が結論になる。 計算の途中でA君はそれに気付き、別の考えを使って再度挑戦する。

 ストレートに作れば、この問題は半分くらいの収まる文章量の問題で、決して難しくはない。 筆者(志)にとっては大変面白い形式の問題といえるのだが、 A君の考え方を理解すること(他人の考えを理解するのは結構大変、しかも間違った考えのときほど)が苦手な人は大変なのです。 自分の考え方だけで解けば簡単(教科書にも載っているレベルの基本問題)なのだが、 他人の考えを当てはめて解答させようとするのがのが東京大学らしいところでしょう。

グラフを見て何が分かる? と言われてもね!(テクニックのみの受験生)

 穴埋め問題で、答えだけを要求してきた京都大学の試験問題スタイルも、変化の兆しが出てきたようです。 グラフがらみの記述形式を組み入れてきたのも、考え方重視の方向を示しているのではないだろうか。 最近言われている 「ゆとり教育」 への大学からの抵抗かもしれない。 「考える力は無限です」 学習してきた量の問題ではなく、広がりに限界は無いからです。

大昔、奇問、難問、これが受験地獄だと言われた時代があった

 かつて、大競争時代がありました。経済の高度成長が続き、人口も大きく伸びるその時代、世の中に若者があふれるほどいた時代でした。 進学率が急速に高まり、大学受験は地獄とまで言われていた頃です。 考えれば分かるという建前で、高校で習っていない範囲からも出題されるのも当たり前。 問題文中に考え方が説明されていれば、それを使って何でもできるはず。 考える力さえあればそうなのですが...。

受験生が入りたい大学と、受験生を入学させたい大学の区別

 大学全入時代と巷で言われるようになってきたようだが、 世の中、だれでも東大に入れてくれる時代がくることはない。 「入りたい大学」 と 「入れてくれる大学」 は当然異なってくる。 相変わらず入試激戦の大学と入学定員に足りない大学に分かれてくるだけなのだ。

 「入りたい大学」は、これから益々、論述形式の出題をしてくるのではないだろうか? 以前よりずっと弱くなっているといわれている表現力、読解力のチェックになるのだから、 このような形式の問題を出そうとする大学は出てきて当然。 受験テックニックを身に付けるだけで、 「自分の頭で考える」 力がない人は、将来性がないのだから。

重要なのは 「教科書に書かれている、授業で先生が説明する」 こと

 問題の難易度はそれほど難しくはない。むしろ、基本的なものが増えている。 以前に見られたような、計算が大変な問題も減ったようだ。 しかし、受験生の感想は難しかったという。 公式に代入するだけの単純なものが減り、公式を導くなどの考え方を問う問題が増えたからなのだ。 問題文中には、考える道筋が示され、基本的な公式まで与えてある。 出題者の狙いは 「それらを組み立てて、新しい公式を導く能力」 なのだから。

「自分の頭で考える」 能力が大学に進学して伸びる資質!

このような問題は今までに市販されている問題集では見かけなかったものです。 教科書に説明として書かれているものなのだから。 公式を覚える(暗記する)のは簡単です。内容が分かっていなくても努力でカバーができる。 しかし、考える力は、練習問題の答えを見ながら覚える勉強スタイルでは付いてくれない。 大学はあなたの暗記力を求めているのではない! 新しいことを発見できる人物を求めているのだね。

量だけを考えずに質を高める勉強ができているか?

 以上の傾向に対応するための実力養成とはどうすればよいか? タイトルに示すように 「量を求めず質を高める」 ことだろう。簡単な問題集をたくさんやる。 勉強は反射神経でやるものではないのですから、じっくりと取り組む勉強スタイルが身に付かないとそのような考える力は強くならないのです。 問題を答えを見ながら理解するスタイルでは考える力は身に付かないのですね。

2005/03/16  管理人(志)


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