「物理の小道」 ギャラリー

おまけグッズ編  くだらないと言えばくだらないものですが

第92回  ペットボトルキャップ ペプシコーラのおまけ

 「Jack−Jack」

 目がくりくりしたかわいい子供のキャラクタです。

小学校の算数が全てにつながる! キーワードは 「考える力」

 筆者(志)が小学生のとき、算数の応用問題で随分楽しんだ思い出がある。 私立中学の入試問題などを集めた問題集の難問に挑戦していたときの思い出だ。 母親も挑戦してきた、今考えると母親も良くがんばっていたと思う。 当時の問題集は略解しかなく、詳しい解答が載せられていないのが普通だった。 したがって、問題を解く道筋を知るには自分の力で解答する以外に、解決策はなかった。 問題に取り組み1時間、2時間、1日、2日...と、時間は経過してゆく。 問題によっては膨大な時間をかけても解けないこともよくあった。 そのような問題は、頭の片隅にストックして置けばよい。 暇を見つけたときに考えればいつかは解けるのだから。

 解けない問題をとことん考えて解決する。この経験が高校、大学と進むにつれて大きな力を発揮することになる。 自分の力で解決策を見つける根性と能力を培ってくれたのは、この経験が元になっている。 長い時間をかけるほどに解けたときの快感は大きくなる。 努力したほど得たものの大きさが分かる。これは、研究、開発などの分野に進む人には大きな力となる。

「考える力」 をつけるには、どうすればよいの?

 高校では、Z会なる通信添削があった。 当時のZ会には「根底科」、「受験科」の2つのコースがあり、受験科はそれなりの難問ぞろいで、答えを返送することが難しいことで有名だった。 同級生の例から見ると、期限内に返送できるのは半数に達しないレベルだったようだ。 制限時間内に解答できるのは数回に1回レベルで、普通は2、3日程度かけないと全問の解答が出来ないのが普通だった。 電車の中、トイレの中、歩きながら問題を考え続ける。問題を解くための糸口を見つけるまでが勝負なのだ。 良い糸口さえ見つかれば問題は一気に答えが導けるのだが、良いと思った糸口でも途中で迷路に迷い込むこともある。 学校の授業中に授業のノートを取りながら、Z会の数学の問題を考える。 そのような時間がZ会の問題を受け取ってから1、2日間続くのだった。 最大10日間は楽しめる(締め切りが10日後)のだから、Z会の料金は安いものだった。 このような考える時間(鉛筆を動かしているわけではない)が 「考える力」 を育成するのです。

「誰にも出来ないことを私が解決する!」

 最近の高校生を見ていると、このような経験を経ずに来ている人が多すぎる。 小学校の頃から、塾の講師に教えてもらう。学校の先生に教えてもらう。問題集には詳しい答えが載っている。 自分で考える力がどんどんなくなってゆくように学習環境が作られている。 そのほうが、一見楽なように見えるのだ。目先のことを考えればそれでいい。 無意識のうちに 「考えない勉強スタイル」 から、自分で考え解決してゆくように努力するのだ。 初めて見た問題を自分の力だけで解決する。これが研究開発において必須の能力になるだから。 「わからないから答えが欲しい」「答えがないと勉強できない 」 という人は、研究や開発には向かない人なのだ。 答えがないからこそ研究しているのだから当然なのだ。分からないことに挑戦する気概がなければ研究にならない。

2005/02/24  管理人(志)


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