「物理の小道」 ギャラリー

おまけグッズ編  くだらないと言えばくだらないものですが

第97回  JTのお茶のおまけ

 銀河鉄道999「メーテル」

 松本零士の名作 「銀河鉄道999」 ですが、名作古典漫画の一つとして現在でも知名度は高いままです。 宇宙のロマンを乗せた銀河鉄道ですが、それぞれの人毎にいろいろな思い出を収めた物語でもあります。 「宇宙戦艦やまと」 とは少しベースになるところが違うところが面白い。筆者(志)は銀河鉄道999の方が好みですが...。

29日朝、スマトラ沖地震Uのニュースでビックリ

 スマトラ沖地震の 「余震(?)」 が深夜に起こった。マグニチュード8.5、8.7など速報では幅があったのですが、 正式には、マグニチュード8.7となったようです。 12月のスマトラ沖地震がマグニチュード9.0という歴史的な大地震だったので、 今回の地震がマグニチュード8.7と非常に大きなものであっても、余震というのは難しいようです。 専門家の話では 「双子の大地震」 となりそうです。 双子の大地震とは、日本で警戒されている東海地震・東南海地震・南海地震が過去に幾度も連続発生している事例がそれにあたります。 12月の本震後の余震の震源分布が、震源の北部領域に偏っていたため、、地盤のひずみが不均一に放出された。 残された震源南部のひずみが今回一気に解放されたといえるのでないだろうか。

 それにしても、今回のマグニチュード8.7の地震は歴史的にも最大級の大地震である。 日本で起こるとされている 「東海地震(静岡沖)」、「東南海地震(紀伊半島沖)」、「南海地震(四国沖)」 の プレート型大地震がマグニチュード8.0クラスとされているのだから、 それらと比べてもはるかに大きい(数倍のエネルギー)今回の地震です。 日本でいよいよ大地震の警戒警報が鳴り出したのかもしれません。 東海、東南海、南海地震は連鎖的に起こるとされており、それらが起こったときどのような被害が想定されるのか、 日本も今回のスマトラ大地震を見ながら対策をねる必要がありそうだ。

自らの身は自らで守る!

 阪神淡路大震災の経験で分かったことは、震災直後2から3日は援助は期待できないということだった。 自分達だけでどこまで対応できるか(生きる力)が勝負となる。 大学進学で全国各地に生活拠点を移していった生徒たちは、そのときには自分の力しか期待できないことを覚悟しよう。 自分の力で生き抜くには、非常時にどのように対応するかのシミュレーションを行って、その準備が必要である。

 何よりも大切なのは 「情報」 に尽きる。自分が受けた被害を伝える、他の地域の被害状況がどうであるか? 救援は来るのか来ないのか? 震災被害時のよりどころはこの事態を潜り抜ける希望があることを知ることなのだ。 情報入手で一番役にたったのは、停電時であっても動く、電池式ラジオだった。 これがあれば情報は得られる。 日常はラジオなんてと思っているけれど、非常時には大きな力(生活情報伝達において)を発揮したのだった。

 次に役立つのは、暗闇を照らす明かりの存在だ。筆者(志)が阪神淡路大地震のとき、停電で真っ暗になって身動きがとれなくなった。 懐中電灯を探してやっと身動きが取れるようになる。 最近、懐中電灯では大きな技術革新が起こった。白色発光ダイオードを使った懐中電灯がそれだ。 筆者(志)が持っている懐中電灯(各部屋に装備している)は、1000円程度(コーナンなど)で売られているもので、 単三電池3本を入れるだけで連続100時間程度点灯できるものだ。 100時間だから4日間使えるという省電力懐中電灯である。従来の懐中電灯では数時間程度しか持たない。

東海、東南海地震が起こったら...

 政府、地方自治体などが大地震に対する危機管理マニュアルを作成し、その対策を行っていることは新聞等でも発表されています。 東海、東南海地震での津波は、震源域に近い太平洋沿岸では10メートル級の大津波になると予測されているのです。 12月のインド洋の大津波よりは規模が小さいといいながら津波での被害は相当大きくなりそうす。 関西圏で言えば、震度6強から6弱のゆれが都市部まで及び、紀伊半島南部などは大津波による相当な被害を受けるようだ。 大阪湾では満潮時と重なると、海抜ゼロメートル地帯の大規模な浸水が起こり、地下街などが水没するなどの大きな被害が出てくる。 ゆれは阪神淡路大震災ほどでなくても、被害を受ける領域が格段に広くなる今回の大地震では、津波被害、地震のダブル被害が起こるのです。 物流ストップによる、震災復旧や経済活動への多大な影響が起こります。 物流ストップという継続的な被害がボディーブローのように日本経済全体に効いてくるはずだ。 阪神淡路大地震のときでも国道2号線、43号線のストップでの物流に大きな影響をもたらしたことは有名です。 今回は東海道という日本の巨大物流幹線である大動脈の切断だから日本全国にこの影響は及ぶのは必至だ。

3ヶ月の間に2度の巨大地震を受けたスマトラ周辺の人たちを思うと...

 世界的に見てもこのような巨大地震が2つも連続して起こるケースは殆どない。 運が悪かったと思うしかないのだが、前回の地震の救援作業が終わり、復興作業に移ろうとしているさなかの今回の大地震。 幸いに今回の地震での津波は小さく津波被害が少ないことだけが幸いといえる。 地震そのものの被害が大きいのはマグニチュード8.7という巨大地震であったためなのですが...。 日本ではこれほどの規模の地震は起こらないといえるでしょうからね。

2005/03/30  管理人(志)


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