「物理の小道」 ギャラリー

おまけグッズ編  くだらないと言えばくだらないものですが

第98回  置物シリーズ JTのお茶のおまけ

 銀河鉄道999「クレア」

 このキャラクタの出来は大変良好。透明感ある樹脂で作られており、イメージもぴったりです。写真をクリックすると拡大表示されるので皆さんもよくご覧ください。

2005年度がついに始まった!

 今日は4月1日。入試も終了して、無事大学合格となった人、残念ながら浪人になってしまった人、新たに高校に入学してきた人、 それぞれの所属で新たに新学期を迎え、物理を勉強することになる人たちに 「物理の小道」 の管理人(志)からエールを贈ろう。

 このサイトの訪問者の殆どが高校生、浪人生なのだが、一部には大学生がいる。大学での物理の授業で苦しんでいる人達なのだ。 高校の教育課程の変更(理科の科目選択制)のため、物理分野をまったく学習していない人がいるからだ。 大学で専門分野を学習するとき、高校の選択科目のことを社会では配慮してはくれない。 どの分野であっても、専門科目学習に必要な知識が幅広く存在する。 高校で習っていなければ、自分で学習して行く自学自習しかない。いるものはいるのだからね。 一般に、物理・化学を高校で学習してきた人は生物の知識が必要になる。化学・生物を学習してきた人は物理の知識が必要になる。

 筆者(志)の高校時代は、文系、理系を問わず全員が、物理、化学、生物、地学の4科目を必修で学習してきたのである。 社会も同じで、地理、世界史、日本史、政治経済、倫理社会の全ての科目も必修であった。 当時の高校進学率が今ほど高くなかったから出来たのかもしれないが、今から考えると学習科目の量だけでなく、教科の質も今より随分とレベルが高かったのだ。 大学での専門科目を学習するにおいて、幅広い基礎知識は大いに役立ったのだが、最近の大学生は、高校で楽をしてきた分だけ苦労が多いようだ。

高校1年生、2年生の物理初心者へ

 物理学習でもっとも障害となるのは、数学が出来ないことだ。数式の計算力が弱い人は最悪。 物理の考え方を修得できても、試験の点数が取れないからだ。答えが合わなければ得点は伸びない。 計算力なしでは将来の見込みはない。サッカー選手で走れないのと同じことなのだから。

 計算力を磨くには練習しかない。正確さとスピードの2点を磨く練習しかない。 管理人が中学、高校時代に行っていた練習方法を紹介しよう。 毎日、勉強を終える最後の30分に計算を5から10問(問題数は実力に合わせて設定)ほど、問題数を決めるするのだ。 連続正解数がその設定数に達するまでという目標を達成するまで練習問題を解く。 全問正解ならすぐに終わるのだが、設定問題数目前で不正解なら、ゼロからやり直しとなる。 1時間かかることもあれば、10分で終わるときもある。自分で決めたことを自分で守るだけだが、計算力をつけるには良い方法だった。 試してみてはいかかでしょうか。

高校3年生へ

 浪人生は経験済みで分かっていることだが、高校3年生は中学校(高校入試)のときの印象が悪い影響を及ぼしてくる。 大学入試に甘さをもたらすのだ。理由は簡単で、高校入試はだれでも合格する入試(競争率が1倍強)で、大学入試はだれでも不合格になる入試(競争率が数倍)だからだ。 この違いに気付くのに時間がかかるのだ。 中学生のときは適当に勉強していても高校に合格できた(殆どが合格するのだから当たり前のこと)。 大学入試では、競争率が5倍であれば、5人のうち1人しか合格しないのだ。殆ど(5人のうち4人)が不合格になる試験なのだ。 皆と同じ位の勉強で合格できた高校入試。皆と同じ位の勉強で不合格になる大学入試の違いを認識できた人が合格できるのだね。

浪人生へ

 浪人生の勘違いは1学期に訪れる。高校3年生のときの偏差値が急に上がるのだ。 1学期に受けた模擬試験の成績が急上昇するのに浮かれている人が多くいるのだ。 少々勉強しただけで成績が急上昇するはずがない。数字のマジックなのだと理解できていないからだ。 分かりやすく説明しよう。クラスの平均くらいの人がいたとしよう。クラスの上位20人が試験のある日に欠席したとしよう。 そうなると、クラス平均の人がクラスのトップになる。その人の実力は変わっていないのに、成績がクラスのトップになる。 浪人生が迎える新学期はこれと同じで、受験前は全員参加の試験、浪人最初の試験は大学合格者がいない(不合格者だけが受ける)試験なのだから、 成績が急上昇するように見えるのは当たり前なのだ。喜んでいるのはアホだけなのだ。

2005/04/01  管理人(志)


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