どのような動きをするロボットなのかわかりませんが、ボトルキャップの中では大型のキャラクタでしょう。
新規参入でゼロからスタートの 「楽天」 と、優勝できる戦力をそのまま引き継いだ 「ソフトバンク」 の違いが見事に分かるスタートダッシュでした。 順調にスタートし、トップにいる 「ソフトバンク」 は当然の筋書きです。 「楽天」 は開幕第1戦はエース岩隈の登板で、1勝を勝ち取り順調にスタートするかと思いきや、 第2試合からは投打共にどうしようもない状態になり、散々な試合をしてしまいました。 「やっぱりね」 と納得できる試合を見せて、戦力の薄さを露呈した形となりました。
オリックスが、近鉄を吸収合併する形で良い選手を指名して、残り選手を引き受けた形となった 「楽天」 ですが、 予想通り、他チームにまったく歯が立たないようです。 プロ野球は、試合の前半に芯になるピッチャーがいないと、前半に大量得点を取られて試合にならないことがよくあります。 打撃陣も戦力的には劣っていますのでこれで勝負ありとなり、惨めな結果となること必定です。
岩隈が一人では年間40勝は絶対無理です。せいぜい20勝が限度でしょう。 楽天が100敗しないためには、岩隈以外で残り20勝程度を稼がなくてはなりません。 現在、開幕以来、2勝4敗ですが、勝ち星は全て岩隈が登板したときものです。 冷酷な結果ですが、戦力不足でここまでやれたのだから立派です。 参考までに、オリックスは、近鉄の合併の際に良い選手を指名したのに、楽天と同じ星数しか勝てていません。
昨年のセリーグの争いは面白い結果となりました。大金をつぎ込み、強打者をそろえたジャイアンツが優勝戦線に残れず、 それほどお金をかけないドラゴンズが優勝。 結局は投手陣がどこまでしっかりと試合を作ったかでした。 試合に勝つには 「相手に点を与えない」、「相手より得点を多く取ればよい」 のどちらかです。 投手陣がしっかりとしておれば、前者のケースになるので優勝に結びつくのです。
大学入試とプロ野球は似たところがあります。得意科目(信頼できるエースピッチャー)があると、 安定した成績を確保できます。どの科目も平均的レベルにある生徒より、得意科目を持つ生徒のほうが将来性があるのです。 苦手教科を平均レベルまで延ばすのはそれほど難しくありません。ある程度の努力で短期間に成績アップは可能です。 しかし、平均レベルの科目を得意科目にレベルアップするのは簡単ではありません。 楽天には希望があります。当初、岩隈をオリックスは放そうとしませんでした。岩隈が自分の希望を通したため、楽天は彼を得たのです。 もし、彼がオリックスに入団しておれば、楽天は芯を失ったまま、埋没、消滅するしかなかったのです。
4月1日は、各企業の新入社員の入社式が行われ、各企業の社長の訓示が新聞紙上に取り上げられています。 チャレンジ(挑戦)、他より頭一つ抜け出るなど、夢のある言葉が乱発されます。 だれの言葉か聞き逃したのですが、ニュースでこのような言葉がありました。 「少しでも良い 「優れた資質・能力」 を育てなさい」 との言葉です。 野球で言えば 2割7分の打率と3割の打率の違いです。2割7分であればプロ野球の選手では高い年俸は狙えません。 3割の打率であれば、代表的な選手として1億円クラスの年俸、3割3分なら球界を代表とする選手です。 3割6分まで打てれば、歴史に残る名選手です。
現実の社会では、トップクラスにおいてはわずかな差が大きな差として認められるのです。 世の中に普通の人より10倍仕事をするから10倍の年俸をもらっているのではないのです。 たった1割だけでも他人より多く仕事をするだけで10倍の年俸をもらっているのです。 これは、良い点をついた 「名言」 です。
平均レベルはたくさんの人がいます。いわゆる普通の人です。 代わりになる人はたくさんいるのです。貴方でなくても誰でもよいのです。 貴方にしか出来ないことを持つ人が認められるのです。 もうすぐ、サクラの美しい時期です。サクラの花は大変きれいで、日本人に人気があります。 サクラの場合、ひとつひとつの花にだれも目を向けてくれません。花が集団で美しさを作り出しているのです。 サクラの花に1つでは勝負が出来ないのです。 人間も同じです。1つになったときに魅力がある 「世界に一つの花」を目指すのです。