物理の小道


番外編ロゴ 日本橋だより 〜現況報告〜

日本橋便りで伝えて欲しい内容がありましたら、希望テーマ(情報)を掲示板、メールなどで管理人までお知らせください。
出来る限り要望に答えたいと思います。(日本橋行きは毎月1回以上を考えていますので急な質問には答えかねますが)


2004/05/13 第10回 珍品・良品  100円ショップめぐり @    〜常夜灯いろいろ

 今回は日本橋とは少し風向きが異なる 「100均グッズ」 を取り上げます。 日本橋とはまったく違う!?  いいえ、日本橋にも100均ショップという大型店(日本橋電気街を北に少し上がる)があるのです。 大きなビル全体が100円ショップでエスカレータで各階に移動できます。 もちろん、筆者も既に探索済みの店です。

 巷にはびこる100円ショップですが、税込みで105円では見た目に悪い。 5円が気に入らないのです。 大手のダイソー直営店や大型店100円ショップでは税別100円(税込105円)ですが、 尼崎には「真正100円ショップ(税込100円)」のお店が数多くあります。 その 「真正100円ショップ」 の情報を1つお知らせいたします。

 100円ショップの楽しみは、 意外な掘り出し物を発見したときに感じる 「驚き」と「喜び」 にあります。 ドンキホーテのコンセプトに似たところがあります。 何度体験しても良い「至福感」が味わえます(笑)。 100均マニアの筆者は、この快感を求めて続けて日頃から全国各地の100円ショップめぐりに励んでいるのです。 旅先で見つけた100円ショップにも必ず訪れます。ローカルなネタがあるからです。


暗くなると自動的に点灯する常夜灯! これも100円でした。

 今回は、「常夜灯」というグッズです。電気製品小物という分類でしょうか。 100均では定番の4本100円のアルカリ電池などが置かれているコーナーにあるグッズです。

 真っ暗な部屋に入って手探りで蛍光灯のスイッチを探す。これは日常よく見られる風景です。 ここで、「常夜灯」というグッズが役立ちます。名前の通り、真っ暗にならないように点灯させる小さな明かりです。 キャラクターもの、ファンタジックものなど、実用一本やりものなど、常夜灯には色々あるようです。 ここで取り扱う常夜灯では「デザイン」については考慮しません。 機能重視という観点から、優れた「常夜灯」を探してみました。

 最初は、昼間は消灯、夜だけ点灯という「明るさ自動感知型」の常夜灯です。 このような高性能な「常夜灯」が100円ショップにあるのです。 下の写真がその商品で、丸い窓の部分に明るさを検知する CdSセル という部品が見えます。

 100V7Wの電球がついており、部屋のコンセントに差し込むことで使えるようになっています。 このようなものが100円で作れるのが驚きです。 筆者自身が手作りで作ろうと思っても、部品代すら出ないのです。 分解してみると、数種の部品から出来ています。 明るさを検知する 「CdSセル」(部品として買えば100円程度する)、 電気を入れたり切ったりする 「トライアック または サイリスタ」(これも100円程度する)、 それに、「豆電球」、「ソケット」、「ケース」、「プラグ」 などが使われています。

 部品を購入して作れば、軽く見積もっても200円位はかかりそうです。  「中国恐るべし」が身にしみるグッズですが、どのようにして100円で売れるのかは不明です。 なお、この商品は多くの100円ショップで販売されている定番商品のようです。


「ミニ蛍光灯型」 常夜灯! スイッチもついて、これも100円でした。

 パッケージに 「消費電力が2W!」 と書かれている(写真参照)のを見てすぐに1個だけ購入。 普通に使われている常夜灯の消費電力は数Wから10W程度とされています。 長い時間点灯するものですから常夜灯の消費電力は重要です。 より小さな電球か、発光ダイオードが使われていると考えていたのですが、、帰宅後に分解して確認したところ、 小さな蛍光管が組み込まれていました。 完全な「ミニ蛍光灯」といえる 「常夜灯」 です。これで100円ポッキリです。

  

 色々な100円ショップを巡ってきた筆者ですが、このタイプの常夜灯は始めて見るものです。 「これはいい!」と筆者は思い、次の日に追加で3個購入しました。  なお、この常夜灯を販売していた100円ショップは、 阪急武庫之荘駅南西の山幹通り沿いの 「100均ランド」 という100円ショップで、 もちろん税込100円(尼崎では標準!)です。


熱帯魚のミニ水槽の照明、パソコン内部の照明など応用範囲も広い

 消費出力が低く小型であるという利点で、この照明器具は各所に応用できます。 例を挙げると、小さな金魚鉢などを照らす専用照明器具(大型水槽は専用の照明器具が市販されている)として、 パソコン本体内部を照明(※)するミニ蛍光灯として、 本来の目的どおりの部屋の常夜灯として、 考えるだけでも多くの利用例が見つかります。

 この常夜灯は部屋のコンセントに差込んで使うもので、明るさ感知型の常夜灯と同じタイプのものです。 ミニ蛍光灯型の常夜灯には、自動点灯・消灯機能が無いので、スイッチが装備されています。 蛍光管が使われていることで、発光色は白(青白)で、黄色っぽい電球色ではありません。 消費電力の割には大変明るく、電球型より明るいくらいです。
皆さんもいかがでしょうか? どこの100円ショップにでもあるとはいえませんが、 蛍光灯などの常夜灯(豆電球)でも5W程度ですから、 電気代節約を兼ねて、それより明るい2Wの蛍光灯型常夜灯はいかがでしょうか?

 パソコン内部照明  最近パソコン内部を照明することが流行しているようです。 パソコンケースが透明で、本体内部を色付蛍光管で照明して美しく見せることに励んでいるのですが、 性能にはまったく関係の無いところに金品をかけることは、筆者にとっては無駄と思えるしかないのですが。

面白い 「100均グッズ」 の情報を求む! 「なんでもあり」 掲示板に書き込んでください。

 筆者の体一つでは限界があります。面白い100均グッズを見つけたら、「物理の小道」に報告してください。 筆者が気に入れば現地へ調査に出向きます。 役に立つグッズ(実用型)だけでなく、お買い得グッズ(特売型)、無用の長物グッズ(無駄型)、 オタクグッズ(独自世界型)など、どんなジャンルでも結構です。 条件は、「驚き」、「大笑い」、「納得」など見た人が感心するものであればOKです。



2004/05/13 管理人(志)

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このページは、2004/01/26 に始まりました。