日本橋便りで伝えて欲しい内容がありましたら、希望テーマ(情報)を掲示板、メールなどで管理人までお知らせください。
出来る限り要望に答えたいと思います。(日本橋行きは毎月1回以上を考えていますので急な質問には答えかねますが)
今回は日本橋とは少し風向きが異なる 「100均グッズ」 を取り上げます。 日本橋とはまったく違う!? いいえ、日本橋にも100均ショップという大型店(日本橋電気街を北に少し上がる)があるのです。 大きなビル全体が100円ショップでエスカレータで各階に移動できます。 もちろん、筆者も既に探索済みの店です。
巷にはびこる100円ショップですが、税込みで105円では見た目に悪い。
5円が気に入らないのです。
大手のダイソー直営店や大型店100円ショップでは税別100円(税込105円)ですが、
尼崎には「真正100円ショップ(税込100円)」のお店が数多くあります。
その 「真正100円ショップ」 の情報を1つお知らせいたします。
100円ショップの楽しみは、 意外な掘り出し物を発見したときに感じる 「驚き」と「喜び」 にあります。 ドンキホーテのコンセプトに似たところがあります。 何度体験しても良い「至福感」が味わえます(笑)。 100均マニアの筆者は、この快感を求めて続けて日頃から全国各地の100円ショップめぐりに励んでいるのです。 旅先で見つけた100円ショップにも必ず訪れます。ローカルなネタがあるからです。
今回は、「常夜灯」というグッズです。電気製品小物という分類でしょうか。
100均では定番の4本100円のアルカリ電池などが置かれているコーナーにあるグッズです。
真っ暗な部屋に入って手探りで蛍光灯のスイッチを探す。これは日常よく見られる風景です。
ここで、「常夜灯」というグッズが役立ちます。名前の通り、真っ暗にならないように点灯させる小さな明かりです。
キャラクターもの、ファンタジックものなど、実用一本やりものなど、常夜灯には色々あるようです。
ここで取り扱う常夜灯では「デザイン」については考慮しません。
機能重視という観点から、優れた「常夜灯」を探してみました。
最初は、昼間は消灯、夜だけ点灯という「明るさ自動感知型」の常夜灯です。
このような高性能な「常夜灯」が100円ショップにあるのです。
下の写真がその商品で、丸い窓の部分に明るさを検知する CdSセル という部品が見えます。
100V7Wの電球がついており、部屋のコンセントに差し込むことで使えるようになっています。
このようなものが100円で作れるのが驚きです。
筆者自身が手作りで作ろうと思っても、部品代すら出ないのです。
分解してみると、数種の部品から出来ています。
明るさを検知する 「CdSセル」(部品として買えば100円程度する)、
電気を入れたり切ったりする 「トライアック または サイリスタ」(これも100円程度する)、
それに、「豆電球」、「ソケット」、「ケース」、「プラグ」 などが使われています。
部品を購入して作れば、軽く見積もっても200円位はかかりそうです。 「中国恐るべし」が身にしみるグッズですが、どのようにして100円で売れるのかは不明です。 なお、この商品は多くの100円ショップで販売されている定番商品のようです。
パッケージに 「消費電力が2W!」 と書かれている(写真参照)のを見てすぐに1個だけ購入。 普通に使われている常夜灯の消費電力は数Wから10W程度とされています。 長い時間点灯するものですから常夜灯の消費電力は重要です。 より小さな電球か、発光ダイオードが使われていると考えていたのですが、、帰宅後に分解して確認したところ、 小さな蛍光管が組み込まれていました。 完全な「ミニ蛍光灯」といえる 「常夜灯」 です。これで100円ポッキリです。
色々な100円ショップを巡ってきた筆者ですが、このタイプの常夜灯は始めて見るものです。 「これはいい!」と筆者は思い、次の日に追加で3個購入しました。 なお、この常夜灯を販売していた100円ショップは、 阪急武庫之荘駅南西の山幹通り沿いの 「100均ランド」 という100円ショップで、 もちろん税込100円(尼崎では標準!)です。
消費出力が低く小型であるという利点で、この照明器具は各所に応用できます。
例を挙げると、小さな金魚鉢などを照らす専用照明器具(大型水槽は専用の照明器具が市販されている)として、
パソコン本体内部を照明(※)するミニ蛍光灯として、
本来の目的どおりの部屋の常夜灯として、
考えるだけでも多くの利用例が見つかります。
この常夜灯は部屋のコンセントに差込んで使うもので、明るさ感知型の常夜灯と同じタイプのものです。
ミニ蛍光灯型の常夜灯には、自動点灯・消灯機能が無いので、スイッチが装備されています。
蛍光管が使われていることで、発光色は白(青白)で、黄色っぽい電球色ではありません。
消費電力の割には大変明るく、電球型より明るいくらいです。
皆さんもいかがでしょうか? どこの100円ショップにでもあるとはいえませんが、
蛍光灯などの常夜灯(豆電球)でも5W程度ですから、
電気代節約を兼ねて、それより明るい2Wの蛍光灯型常夜灯はいかがでしょうか?
筆者の体一つでは限界があります。面白い100均グッズを見つけたら、「物理の小道」に報告してください。 筆者が気に入れば現地へ調査に出向きます。 役に立つグッズ(実用型)だけでなく、お買い得グッズ(特売型)、無用の長物グッズ(無駄型)、 オタクグッズ(独自世界型)など、どんなジャンルでも結構です。 条件は、「驚き」、「大笑い」、「納得」など見た人が感心するものであればOKです。
このページは、2004/01/26 に始まりました。