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日本橋だよりでは、ネタ切れのとき１００均グッズが登場します。 安易な発想ですが、１００円ショップの商品はいくらでもあり、次々と紹介できいます。 今回の「１００均グッズ」は、旅行用の目覚まし時計（トラベルウォッチ）です。 折りたためばポケットに入り、旅館の枕元では目覚まし時計となる、便利なデジタル時計です。 物は良いものです！ 次の写真２枚をじっくりご覧ください。
写真（左）が時計を立てた状態の姿で、写真（右）がポケットに収納するために折りたたんだ姿です。
１００円でありながら、開閉部分に「ばね」が組み込まれています。
ケースの縁のボタンを押すとフックが外れて時計がゆっくりと開きます。
写真（右）の折りたたんだ状態からゆっくりと開き、写真（左）の立てた状態に変わります。
ゆっくり動くのは、適当なまさつとばねの力のバランスがとれているためでしょう。
この手の携帯用の小型の時計の多くは、電池がボタン型の小型電池を用いているようです。 小型化のためがその理由です。 でも、良く考えてください。１００円の時計もやがて、電池の寿命がやってきます。 そのときの電池交換が重要なのです。 ボタン型電池の場合、本体の値段に匹敵する電池代（１００円）がかかることになります。 ボタン型の電池は高いうえに、電池を小型化したため電池の容量が小さくなっています。 そのため、電池が長持ちしないという欠点を持っています。 このトラベルウォッチは、単４電池１本のみでＯＫです。 単４型電池では、「液漏れするから１年から２年に１回は電池を取り替えてください」という説明があるくらい位長持ちします。 筆者の場合、３年ほど前に電池を入れて、そのままでもまだ動いている状態です。 １００均ショップの時計の電池は、「単三型や単４型のもの」が選ぶ条件になるべきです。 それなら、電池１本が１５から２０円程度になるので負担感がありません。 「電池を買うのでなく、時計を買う」のだから当然です。
今回のトラベルウォッチの電池は単４型で１本だけ使うので、本体は小型（当然）です。 ボディはエメラルドグリーンで透明で見た目にも美しいものです。 液晶表示される時刻文字も結構大きめで、非常に見やすいものです。 一時期流行した「マック」スタイルのデザインです。 商品の評価は、１００円ショップ物にしては、「大変良く出来ている」すなわち、☆☆☆☆ といえます。 後一つの☆が足りないのは、ふたを閉じたときの問題です。 ボディがつや消しになっているため、たたんだ状態では、液晶表示の数字が見難いことです。 たたんだ状態でも時刻表示が鮮明に見えることが出来れば星５つだったのですが。
時計の頭部には暗闇でも時刻が見えるように、 押すとＬＥＤ（発光ダイオード）が表示画面を明るく照らす機能も備えています。 夜もこれで安心です。目覚まし時計機能は、普通のにぎやかな電子音ですので効果的です。 音楽再生など軟弱な目覚まし時計より、はるかに強力です。うるさいだけのことですが（笑）。 時報機能もあり、００分丁度のときに「ピッ」と小さな時報音がでます。 この機能はおまけ程度で大した機能ではありませんが。
この時計の一番の利点は１００円ですから、 旅行中に置き忘れしても、気にならないことです。 何しろ、自販機のジュース１本が１２０円で、それより安いのですから、 置き忘れに気付いても、あきらめるのにまったく抵抗がありません。 これでも、一応は水晶発振のデジタル時計です。 時計そのものの性能は十分です。表示時間は１カ月に１０秒程度しか狂いません。 その上、この時計は、ケースに入って、説明書まで着いている一人前の商品でした。 １００均グッズとしては「お買い得」かつ、「お勧め」の商品の一つでしょう。
へこのページは、2004/01/26 に始まりました。