日本橋便りで伝えて欲しい内容がありましたら、希望テーマ（情報）を掲示板、メールなどで管理人までお知らせください。
出来る限り要望に答えたいと思います。（日本橋行きは毎月１回以上を考えていますので急な質問には答えかねますが）
随時、日本橋とは縁もゆかりもないテーマが時々登場しますが、お許しください。管理人の趣味的な内容の特集です。
第２７回に続き、久しぶりの１００円ショップの話題です。 近年、巷に犯罪が増加し、日本の安全神話は崩れつつあります。 少年犯罪、外国人犯罪などが増加しており、 、ひったくり、空き巣、強盗、殺人など新聞紙上を毎日にぎわすほどになっています。 そこで、犯罪増加の対策グッズを取り上げることにしました。 防犯グッズには、赤外線、超音波、電波などを使った侵入警報システムはいろいろなところで使われています。 赤外線によるシステムでは、人間の体温に相当する物体から放射される赤外線を検知するものです。 分かりやすい例として、トイレの水を流すシステムもこの応用です。 超音波、電波などを利用するシステムは、自動ドアなどにも使われています。 しかし、１００円ショップにある品物ですので、 赤外線、超音波、電波などを使う高級品レベルの機能が高いものは当然望めません（１００円では作れないからです）。
久しぶりに、いつも行く武庫之荘南の１００円ショップに行ってきました。 今回、この１００円ショップで見つけた防犯グッズは、 ドアや窓など取り付け、泥棒などの侵入者がドアや窓を開けたとき、 大音量の警報音を発して侵入者を撃退するというものです。 ボタン型電池３つで作動するもので大きさは数センチメートルの小さなものです。
左にその写真にあるように、 本体とセンサー部の２つの部分により構成されています。 小さい方がセンサー部で、この部分に強い磁石が組み込まれているようです（鉄にくっつくから分かります）。 大きい方が本体部で、この部分の円形に見える部分に大音量のベルが入っています。 また、円形部分の右にスライド式のふたがあり、そこを開けるとボタン型電池（ＬＲ４４）３個を入れる電池ボックスがあります。 本体部の働きは、磁力を検知して、磁石が近くにあると音が出さず、離れると大音量の音を発することです。 磁気を感じる仕組みについては分解して調べていませんので、確定的なことはいえませんが、 コストから考えて「リード・スイッチ」を使ったものではないかと考えられます。 なお、写真でも分かるように本体部の横にスイッチが見えます（このことについては後に論議します）。
帰宅し、実際にこの商品を試してみました。 ボタン型電池３個（商品に附属）を装着して動作スイッチを押します。 けたたましい音が鳴り出し、あわててスイッチを切りました。 本体だけ持ってスイッチを入れたため、センサー部が本体から離れていたからです。 センサー部分（小さい方）を本体と接触させてスイッチを入れると静かなままです。 「１００円にしては、なかなかやるではないか」と思いました。 どれくらい離せば鳴り出すのかをテストしてみると、 センサー部と本体が数ミリ程度離れると鳴り出します。
このグッズが発する警報音は、耳が痛い程の大音量です。 これでは、泥棒はあわてて逃げるしかありません。 しかし、泥棒が冷静に対応するなら、本体のスイッチを切れば音は止まるのです。 本体の目立つ部分にスイッチ（ＯＮ、ＯＦＦと書かれている）が取り付けられ、 直ぐにスイッチと認識できる構造は問題点として残ります。 しかし、１００均グッズとしては「優良商品」の一つになるものと思います。
へこのページは、2004/01/26 に始まりました。