「物理の小道」 ギャラリー

おまけグッズ編  くだらないと言えばくだらないものですが

第221回 リプトン紅茶のおまけ

ディズニー  〜 「プルート」 〜

 ディズニーのミッキーマウスを初めとするキャラクタは永遠のものでしょう。歴史、知名度を含めて世界最大のキャラクタ群ですが、 リプトン紅茶にこのシリーズがおまけとして付くことになったのです。 このおまけの特徴は、おまけグッズ同士を連結接続できる構造でしょう。 それぞれのキャラクタグッズの足のところにある 「リプトン紅茶」 の札のそばに連結用のフックが付いているのです。 連結するとだらだらと長くなるのでそれほどの価値はないように筆者(志)は思うのですが、 説明には「連結可能」との説明があります。

2006年7月の緊急入院顛末記 B

 入院までのいきさつは前々回の 第219回 、 入院当初のお話は前回の 第220回 で述べていますので、 そちらの方をご覧ください。 今回は、筆者(志)の抗がん剤のお話になります。

抗がん剤とは?

 抗がん剤はがん細胞を破壊する薬剤ですが、がん細胞と正常細胞をどのように見分けているのでしょうか? がん細胞は本人の正常細胞から変化して出来た細胞ですので、 正常細胞とほとんどが同じ性質をもっています。 正常細胞は細胞の増殖がコントロールされ、決められた以上の増殖はおこりません。 しかし、がん細胞は抜群の増殖能力を持ち、無制限に増殖を繰り返し続けるのです。 抗がん剤はこの抜群の増殖能力に注目するのです。

 細胞分裂する機能に阻害を起こす薬剤を投与することで、がん細胞に大きなダメージを与えるというわけです。 バイオ研究によって、細胞分裂する各ステップを分析し、そのステップに対して阻害するようにするのですね。

抗がん剤の副作用

 細胞分裂する機能に阻害する薬剤を投与することで、がん細胞に大きなダメージを与えるだけなら良いのですが、 正常細胞の中にも細胞分裂が盛んなものがあるのです。 抗がん剤はこれらの細胞にもダメージを与えてしまいます。 ダメージを受ける正常細胞は、造血細胞、胃や腸の細胞など細胞分裂を繰り返す細胞たちです。 また、髪の毛の毛根細胞も毎日活発に活動しているので、それら細胞も抗がん剤により阻害を受けてしまうのです。 そのため、それらの正常細胞の増殖が阻害されてしまうのです。で、 副作用の症状として貧血症状(造血機能の阻害)、食欲不振(胃腸の内壁細胞の再生阻害)、脱毛(毛根細胞の機能阻害)などの副作用が現れるという訳です。

抗がん剤治療のスタート

 7月6日(入院4日目)より抗がん剤「TS−1」の治療が始まりました。 この抗がん剤 「TS−1」 の服用の手引きには次のように書かれています。

 副作用として「貧血(白血球、血小板、ヘモグロビンなどの減少)」、「食欲不振」、「はきけ」、 「下痢」、「口内炎」、「色素沈着」、「発疹」、「肝機能阻害」などいろいろ書かれています。 特に、白血球減少は、定期的な血液検査によりチェックが必要とあります。 白血球減少は免疫機能の低下につながるので感染症に注意が必要とかかれています。 しかも、10人中4から5人に起こる副作用とあります。

 食欲不振、はきけは10人中3から4人、下痢や口内炎は10人中2人など副作用は避けられないようです。 主治医、薬剤師の先生による詳しい説明もあり、覚悟は必要なようです。  また、抗がん剤治療を受けた経験者から、脱毛などの副作用についても聞いていました。 「髪の毛がなくなるのを覚悟せよ!」 というものでした。

筆者(志)に現れた副作用

 筆者(志)が使用した抗がん剤 「TS−1」 により発症した副作用は、 幸運にも説明を受けていたほど強いものではありませんでした。 食欲不振は、抗がん剤による副作用によるものか、食事内容(塩味のない食事)によるものかどちらともいえません。 血液検査でも白血球減少などは見られるものの正常値の下限になる程度でした。 髪の毛もまったく影響を受けず、フサフサ(ボウボウ)の状態を現在でも保っています。 見た目はほとんど変わらず、腹部がすっきりとなった部分だけでしょうか。 幸運でした。しかし、そう甘い話だけではないのです。

覚悟しておいてください!

 抗がん剤 「TS−1」 での治療を続けて副作用もほとんどなく順調に治療が進んでいました。 「これで終わるのなら楽勝!」 と思っていた筆者(志)でした。 7月13日(入院10日目、抗がん剤治療8日目)より、より強い抗がん剤を使って、がん細胞を叩くことになりました。 主治医、薬剤師の先生から説明では、今回の薬の副作用は強いので覚悟しておいてくださいとのことでした。

 次回 222回 は、薬物(抗がん剤)治療(第2弾)のお話です。

2006/07/30  管理人(志)


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