ディズニーのミッキーマウスを初めとするキャラクタは永遠のものでしょう。歴史、知名度を含めて世界最大のキャラクタ群ですが、 リプトン紅茶にこのシリーズがおまけとして付くことになったのです。 このおまけの特徴は、おまけグッズ同士を連結接続できる構造でしょう。 それぞれのキャラクタグッズの足のところにある 「リプトン紅茶」 の札のそばに連結用のフックが付いているのです。 連結するとだらだらと長くなるのでそれほどの価値はないように筆者(志)は思うのですが、 説明には「連結可能」との説明があります。
入院までのいきさつは 第219回 、 入院当初のお話は 第220回、 「抗がん剤」 のお話は 第221回、 「抗がん剤治療(第2弾)」 のお話は 第222回 、 「ノートパソコンの崩壊」 のお話は 第223回 、 「復活への道」 のお話は 第224回 で述べていますので、 そちらの方をご覧ください。 今回は、「物理の小道」 の復活 のお話になります。
パソコンの復活はできたのですが、バックアップできていない期間のデータ復活が残されています。 7月3日までのデータはバックアップ済みでしたので、7月3日から12日までの期間のデータが消失したことになります。
その間に作成したファイルを思い出してみると、 一番多いなものが 「導出シリーズ」 の気体の変化の範囲の数回分となります。 PDFファイルこそ残っています(サイトにアップしていたため)が、もとのファイル(OpenOfficeの文書)は消失してしまいました。 PDFファイルからの復元は可能ですので手間さえかければ大丈夫でしょう。 しかし、電子メールのデータはそうは行きません。その間のものが消失してしまいました。これは復活は不可能でしょうが(涙)。
最初に行ったのが、サイトからのダウンロードです。今までサイト更新においてアップロードばかりをしていたFTPの作業で ほぼ初めてのダウンロードとなりました。作業そのものはアップロードの作業とほとんど同じですのであっという間に終了。
ダウンロードしたPDFファイルからOpenOfficeの文書ファイル(MS-Officeの文書でも同様)に戻す作業ですが、 普通の文書なら簡単な作業となります。文字や写真については、いわゆるコピー&ペーストの作業だけで文字データは復元できます。 フォント指定、文字サイズ指定などを行えば元の文書ファイルに戻るのです。 しかし、数式。図についてはそうも行きません。「導出シリーズ」 などのPDFには、多くの数式や図のオブジェクトが含まれています。 数式については、上付き、下付き、分数、根号などが変換できませんので、ほとんどが手作業での再入力を要するのです。 図については、ベクトルデータに復元できず、写真と同様のドット集合での復元となり、精密度に欠けるのです。 よって、完全復元を求めるなら手作業での再入力が必要となります。
文章の部分の復元作業の各ステップを説明しましょう。
@ PDFファイルをアクロバットリーダーで読み込みます。
A 復元先のOpenOffice Writer(または、MS-Office Word)を開いておきます。
B アクロバットリーダーの標準メニューの 「ツール」 をクリックし、「基本」のなかの「選択」を選びます。
C PDFファイルの必要な部分をマウスで選択し、クリップボードへコピーします。
D 復元先のOpenOffice Writerの挿入したい部分にマウスを移動させ、貼り付けます。
E 必要なら、文字フォント、文字サイズなどを指定すれば文章部分は復元完了です。
この作業は、PDFファイルからテキストデータを復元する一般的な方法です。 もちろん市販の変換ツールがいろいろありますので、お金持ちの方はそのほうが簡単ですが...。
図や写真の部分の復元作業の各ステップを説明しましょう。
@ PDFファイルをアクロバットリーダーで読み込みます。
A 復元先のOpenOffice Writer(または、MS-Office Word)を開いておきます。
B アクロバットリーダーの標準メニューの 「ツール」 をクリックし、「基本」のなかの「スナップショットツール」を選びます。
C PDFファイルの必要な部分をマウスで領域を選択し、クリップボードへコピーします。
D 復元先のOpenOffice Writerの挿入したい部分にマウスを移動させ、貼り付けます。
これで、図、写真も復元できます。ただし、図についてはベクトルデータでの復元にはなっていませんが...。
以上の手順で、PDFファイルの復元が可能となります。 この手順は、一般的な 「PDFファイルのデータ復元法」 として覚えていて損はありません。
以上の復元の手順の通りに、失われたソースファイルの復元作業の開始です。 PDFファイルが数個ありますので、同じ手順の繰り返しとなります。 単純作業ばかりで面白くもないのですが耐えるだけです。 「物理の小道」 のコンテンツについては、ほぼ完全に復旧できたことになります。
電子メールのデータは、メールサーバーからパソコンに読み込んだ段階でサーバーから消去されています。 したがって、パソコンのメールボックスに移されたデータしか残っていないことになります。 したがって、電子メールなどのデータ復元は、バックアップを取っていた7月3日以降の10日間のメールについては復元不可能となります。 パソコンがトラぶっていた間のメールは読まれずにメールサーバーに残っていますので、当然OKでした。 失われた電子メールについては諦めるしかありません。
次回 226回 は、「1ヶ月の入院もついに終了!」 のお話です。