雑誌 「BE−PAL」 は、自然に親しむ生活を主張する雑誌です。 山に海に自然を求めて余暇を楽しむ記事ばかりで見るだけでも楽しそうなのもです。 この雑誌の付録として、オリエンテーリング・コンパス(方位磁石)が付いていたのです。 地形図(地図)にコンパスを重ねて方位を知り、メモリを読んで距離もわかるように出来ており、 オリエンテーリングなどのときには欠かせない道具の一つです。
入院までのいきさつは 第219回 、 入院当初のお話は 第220回、 「抗がん剤」 のお話は 第221回、 「抗がん剤治療(第2弾)」 のお話は 第222回 、 「ノートパソコンの崩壊」 のお話は 第223回 、 「復活への道」 のお話は 第224回 、 「物理の小道の復旧」 のお話は 第225回 で述べていますので、 そちらの方をご覧ください。
今回は、「1ヶ月の入院もついに終了!?」 のお話になります。
7月3日に入院をしてから1ヶ月が経過しました。あっという間の一ヶ月でした。 入院する前は、胃全体が重苦しい状態が続いていたのですが、1ヶ月の間にその点は大幅に改善しました。 食事量も入院前よりずっと多く食べることができるようになっています。 CT検査などでも改善が見られる(良い方向に進んでいる)とのことで、 まだまだ薬物治療そのものは続ける必要があるようです。 現在は、薬物治療の休止期(体力回復などのため)一旦は退院できることになりました。
今後、治療形式を通常の抗がん剤の飲み薬は通院治療、抗がん剤点滴治療については入院治療の形をとることになりました。 まだまだ末長く 「がん細胞」 とはお付き合いを続けて行くことになることは間違いないありませんが、 入院中の束縛からの解放は魅力的です。
自宅にある植物(サボテン類)は、入院2週間経過時に自宅に戻ったとき立派に生存していました(サイズは縮小していたのですが...)。 1ヶ月後の現在も、サイズはしぼんでしまっていたのですが、帰宅後に水を与えただけで、1日だけでサイズは急増し、膨らんできました。
サボテンは夏の成長の時期に適切な処置(水と肥料の投与)をすると急速に成長します。 筆者(志)が自宅におればそれが可能です。 水槽の水は蒸発のため4分の3程度に減少していましたが、水槽の魚(めだか類)はえさをやらなくても立派に生きていました。 もともとこの水槽は、浄化器の働きがうまく作動しているため丸々一年以上水を交換したことがない(乾燥しての減少分は補充するが)など、 自然環境になじんでいる水槽でした。 これも少しは世話(1ヶ月ぶりの浄化器のフィルター掃除など)が出来そうです。
最大のデメリットは、1ヶ月の間の 「ぐうたら生活」 が出来なくなること。 慣れ親しんだこの 「ぐうたら生活」 から 「まじめな生活」 に戻る数日間はつらいでしょうね。 やさしい看護婦さんたちの世話もなくなり、朝昼夕の食事も自分で作る(または外の食べに行く)必要があるからです。 ベッドに寝ていても食事を運んでくれる あの 「くうたら生活」 はできません。 また、洗濯は入院中でもコインランドリーがあるので自分でしていましたが、部屋の掃除も自分でしなければなりません。
現在は薬物治療の休止期(消耗した体の回復の期間)ですので生活そのものは体調、気分ともに良好です。 休止期間終了後の8月10日より投薬治療を再開します。また、8月中下旬には点滴治療のため再び短期(1週間程)入院となる予定。 まだまだ、治療はまだまだ長くなりそうです。
皆さんも私のようにならないように日頃からご注意をしてくださいね。 緊急入院顛末記についてはこれにて、ひとまずは終了とします。